家計の味方として人気の「カット野菜」にも 今、値上げの波が押し寄せている。

「千切りキャベツ」が一時的に1袋130円に

東京・練馬区のスーパー「アキダイ」関町本店では、「千切りキャベツ」が1袋128円(税抜き)で売られていた。

スーパー「アキダイ」でも千切りキャベツが人気
スーパー「アキダイ」でも千切りキャベツが人気
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キャベツの高値が続き、気軽に購入ができなくなる中、東京・練馬区にあるスーパー「アキダイ」で今人気なのが、割安感のある千切りキャベツだ。

利用客は「しょっちゅう使ってます。便利です。一言便利です」、「重宝させてもらってます」などと話していた。

仕入れ量を倍にしても、すぐに売り切れてしまうという千切りキャベツ。

スーパー「アキダイ」・秋葉弘道社長
スーパー「アキダイ」・秋葉弘道社長

スーパー「アキダイ」 秋葉弘道社長:
手間も省けるし、3分の1の金額で買えるから、こっちでいいかという人が多いと思いますよ。こういうものがあることによって、(店も)売り上げ確保もできたりするので、すごく助かってますよね。

「価格の優等生」と呼ばれるカット野菜にも値上がりの動きが出てきた。

利用客からは「いや〜困ります…。これだけは(値上げ)やらないでほしいなと思います」との声が。

カット野菜を製造販売するサラダクラブは、20品目を5%から10%値上げすると発表した。
現在100円の千切りキャベツは、3月から130円に一時的に変更し、5月からは110円となる。
ついに、創業以来初めてとなる値上げに踏み切った。

サラダクラブ 吉田政道部長:
キャベツの原料がすごく高くなっていまして、今のままでいきますと、私どもも続けられないという状況になってきて、ごくごく一部ですが、海外産のキャベツを使わざるを得ないという状況に来ております。

コメ価格は全国的に一段と上昇か

一方、政府の備蓄米放出の発表後も、高止まりが続くコメ価格は、全国でさらに高くなる見通しとなっている。

JA全農にいがたはコシヒカリの買い取り価格を35%高で提示
JA全農にいがたはコシヒカリの買い取り価格を35%高で提示

「JA全農にいがた」は、2025年産コシヒカリを生産者から買い取る価格を、前年に比べて35%高い2万3,000円(最低額)にすると提示した。

国内最大産地である新潟県の米の価格は、ほかの産地が参考にするため、今後も全国的にコメ価格が一段と上昇するとみられる。
(「イット!」3月3日放送より)

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