秋篠宮家の長男・悠仁さまは3日午後、成年皇族として初めて記者会見に臨まれました。
会見で、悠仁さまは趣味や大学生活への抱負、ご家族への思いについて述べられました。
悠仁さまの初めての記者会見は、午後2時ごろから、お住まいのある赤坂御用地で行われました。
30分あまりの会見で、悠仁さまは去年9月に18歳を迎え、成年皇族となった心境やご自身の性格、結婚観などを語られました。
それに加え、得意分野の昆虫や植物の話題になると、より生き生きとした表情で、「幼少のころから昆虫には興味をもっておりましたが、最近は植物にも関心をもっています。昆虫と植物を観察していますと、虫が食べる草である食草や生息環境、受粉などの観点で多く関連があると思います」と述べられました。
また、趣味の野菜栽培や米作りについては、「トマトが虫にかじられてしまうことや、お米が雀に食べられてしまうこともありますが、野菜やお米を収穫できそれを美味しく家族で食べることができた時は、嬉しく感じます」と具体的に体験したことを交えて話されました。
さらに、2024年12月に推薦入試で進学が決まった筑波大学でのキャンパスライフについては「学問をしっかりと修め、課外活動にも取り組めたらと思っております」と抱負を述べられました。
幼い頃から続けてきたトンボの研究についても「現在の市街地におけるトンボの減少といった状況を受け、保全や保護のような観点にも興味を持っています」と述べた上で、「トンボも含めて、幅広く学んでいきたいと思っております」と学びを深めていく考えを示されました。
一方、ご家族をめぐる質問には、父である秋篠宮さまの性格について「几帳面でまめな一面がある」と説明した上で、秋篠宮さまがスクランブルエッグを作った時のエピソードを紹介し、「硬さもふわふわにできるようにというところで、こだわりを見せていたように感じます」と明かされました。
また、以前、佳子さまと小室眞子さんが成年会見で秋篠宮さまの“導火線”が短いと話題にされたことがあり、悠仁さまにも質問が及ぶと、ご自分も「導火線の長さが短くなってしまうことがある」と明かした上で、父の秋篠宮さまについては、「以前よりは、いくらか、丸くなったと思います」と配慮も見せられました。
成年に伴う儀式は、学業に支障の無い夏休み中の9月6日に行われる予定です。