卒業しても、大人になっても口ずさめる「校歌」。その校歌を憧れの有名人が手掛けたとしたら…子供たちにとって、より思い出深いものになるだろう。
ハラミちゃんがサプライズ登場
福井県若狭町では2025年春に2つの小学校が統廃合し「上中(かみなか)小学校」が開校する。統廃合を前に2月下旬に開かれた両校の交流会には、サプライズでハラミちゃんが登場した。

統廃合を前に瓜生小と熊川小の児童105人が集う交流会に姿を見せた、人気ピアニストのハラミちゃん。児童たちは目を輝かせ、拍手で出迎えた。

実は、新たに開校する小学校の校歌の作曲を「ハラミちゃん」が担当することになったのだ。
町長の依頼を快諾
若狭町の渡辺英朗町長が、ピアノ演奏に精通していて子供たちにも有名な人に作曲を任せたいと校歌の作曲を依頼したところ、ハラミちゃんは快く引き受けてくれたという。

28日は曲のイメージ作りもかねて、児童たちと交流を深めた。リクエストを受け付け、ハラミちゃんが演奏を始めると、立ち上がってノリノリで拍手をする子供たち。

「楽しかったしリクエストも聞いてくれてうれしかった」「ドキドキして聴いているだけで楽しかった」とハラミちゃんが奏でるピアノの音色や技を体感した。ハラミちゃんが作曲を担当する校歌については「めっちゃ楽しみ。早く歌ってみたい」と笑顔で話していた。

ハラミちゃんも「すごく盛り上がってくれて、立ち上がって手拍子もしてくれて本当に心の底からうれしかった。校歌って一生残るものですごく責任重大。大切に作りたい」と話していた。

開校に向け、児童の交流もより深いものとなったサプライズイベント。ハラミちゃんが作曲を手がける校歌は、4月7日の上中小学校の開校式でお披露目されることになっている。