県内で複数の保育施設を運営するライオンの子保育園グループの不正受給問題で県や那覇市などは1日特別監査の結果を公表しました。
この問題は那覇市や浦添市、宜野湾市で7つの保育施設を運営するライオンの子保育園グループが勤務実態のない職員を申請書に記載するなどして補助金や給付金を不正に受け取っていたものです。
県などによりますとグループが2019年からの5年間で不正に受け取っていた公金はおよそ1億3000万円で保育士などの虚偽登録は延べ995人に上ります。
加算金を含めた返還請求額は1億5000万円あまりで宜野湾市や浦添市にある施設は1年間、新たな園児の受け入れが停止となりました。
一方、代表を退いた末広尚希氏が先月再び代表に就任したことが新たにわかりました。
県は「市町村や制度をまたいだ巧妙かつ悪質な手口」だとして3つの市と刑事告訴を検討するほか保護者などの不安払しょくに連携して取り組むとしています。