熊本・菊陽町で2月22日と23日で、スケートボードやパルクールなどの都市型スポーツ・アーバンスポーツを楽しむイベントがあった。パリオリンピックスケートボードの金メダリスト・吉沢恋選手も来場し、会場を盛り上げたほか、町内に整備中の新しいスポーツ施設の名称も発表された。

KUMAMOTO URBAN SPORTS FES

『KUMAMOTO URBAN SPORTS FES』と題したイベントは、菊陽町総合体育館で開かれた。オープニングセレモニーでは、体育館のそばで2026年4月開業予定のアーバンスポーツ施設の名称が『くまモンアーバンスポーツパーク』となることが発表された。

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この新施設は菊陽杉並木公園を拡張し整備されるもので、アーバンスポーツの全国大会や世界大会の誘致を目指す。

会場では様々なアーバンスポーツを楽しむことができ、スケートボードでは初めてという子どもたちが緊張した面持ちで体験していた。

初挑戦の小学生の男の子は「楽しかった」と話し、同じく初挑戦の小学生の女の子は「腰をおろすのが難しかったけど、また挑戦してみたい」と楽しそうだった。

また『走る』『跳ぶ』『登る』などの移動動作で技のでき映えなどを競う、パルクールのコーナーも。子どもたちは動作の一つ一つを教えてもらいながら、楽しく体を動かした。

「少しでも身近になったらうれしい」

スケートボードの大会には日本強化指定選手でロサンゼルスオリンピック出場を目指す、熊本・氷川町の中学1年・松本雪聖選手が登場。技が決まると、会場からは拍手が沸き起こった。

またパリオリンピックの金メダリスト・吉沢恋選手はトークショーに登場。幼いころは12時間練習していたが、いまは量より質を重視して練習していると話し、ロサンゼルスオリンピック出場を目指していると語った。

吉沢恋選手は「自分が決めて(相手が)落ちちゃうとか、相手が決めて自分の順位が落ちちゃうみたいな場面があっても、お互いに励まし合ったり、『決めてほしいな』と思ったりするところはスケートボードの魅力と思う。アーバンスポーツがみんなにとって少しでも身近になったらうれしいと思う」と話した。

訪れた人たちは見て、感じて、体験して、アーバンスポーツの魅力を存分に知り、楽しんだ様子だった。

(テレビ熊本)

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