24日朝、群馬・高崎市のカレー店の前に開店前から行列ができていた。

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その訳は、焼きチーズカレーが看板メニューの「印度屋」が24日のランチ営業で閉店するためだ。

一番人気は、目の前で焼き上げる“焼きチーズカレー”。表面が香ばしく焦げ、トロりと伸びるチーズがカレーと相性ピッタリ。

このお店は、なくすには惜しい安くてうまい地元の絶品グルメとして、群馬・高崎市の絶滅ならぬ、“絶メシリスト”に掲載されるほどの人気店。

現在のオーナー・周東祐一郎さんが2年前、高齢だった先代の店主から秘伝のレシピを受け継ぎ、絶滅のピンチから脱したかと思われた。

しかし、自社ビルで夫婦経営だった先代とは異なり、家賃やスタッフの人件費がかかり、経営を圧迫。
さらに、物価高が追い打ちをかけた。中でも…。

印度屋オーナー・周東祐一郎さん:
特にお米は最近値上げがすごく、2年前1kg200円前半だったが、今はもう1kg600円後半なので、だいだい3倍くらい。

 

この味を愛し長年通った常連客は、「こちらの先代の夫婦に、結婚式の時にもワインを頂いたりとか、おめでとうとお祝いのワインを頂いたりすごく思い出深いことがたくさんあったので」、「20年とは言わないけど、でも20年近く来てるよね。相変わらずおいしいです。なくなっちゃうのが寂しい感じで」などと話した。

そして午後1時半、最後のお客さんが会計を済ませ、営業が終わった。
周東さんは、いずれまた印度屋を再開させたいとしている。
(「イット!」 2月24日放送より)

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