今シーズン最長の寒波による日本海側を中心とした大雪は19日、1回目のピークを迎えます。
この寒波の影響で三重県など太平洋側の一部でも大雪となり、新名神高速道路ではトラックなどの滞留も発生しました。
新名神・亀山西ジャンクション付近から東海テレビ・伊藤大貴記者が中継でお伝えします。

午前11時ごろから雪が一段と強くなってきました。
雪の粒は大きく、朝から強弱を繰り返しながら断続的に降り続いています。

高速道路の状況は午前11時半現在、車の滞留はすでに解消されています。
高速道路は通行止めとなっているため、走る車の姿は1台も見当たりません。
先ほどから除雪車などの作業車が通る様子などが確認できました。

NEXCO中日本によりますと、午前6時前から凍結した路面の影響で大型トラックが停車したことをきっかけに後続の車も止まるなどして、最大で2kmの渋滞が発生しました。

名神高速などの予防的通行止めの区間は縮小されていますが、新名神は四日市ジャンクションから亀山西ジャンクションで通行止めが続いています。

三重県北部に出ていた大雪警報は解除されましたが、東海地方は岐阜県や三重県で雪が続く予報で、気象台は大雪や路面の凍結による交通障害などに警戒を呼びかけています。
また19日朝から大雪はピークとなっているところがあり、今日いっぱい続く見込みです。

すでに青森県の酸ヶ湯では499cm(午前6時時点)、新潟・津南町では342cm(午前10時時点)の積雪になっています。

北海道・札幌市の小金湯では、6時間降雪量が36cmと2月の観測史上1位となっています。
京都・舞鶴市では「子どもたちがちゃんと安全に登校できるようにと思って雪かきをしておりますけど、なかなかしんどいです」といった声が聞かれました。

20日朝までに予想される降雪量は北陸で70cm、東海と近畿で50cm、関東甲信で60cmなどとなっています。

この雪で東海道新幹線は、JR名古屋駅から京都駅の間で速度を落として運行していて遅れが生じています。
この大雪は3連休に再びピークとなる見込みで、家屋の倒壊や停電などに引き続き警戒してください。
(「Live News days」2月19日放送より)