網走の流氷観光船「おーろら3」。2月16日、今シーズン初めて運航した。

「流氷初日」観測史上最も遅い2月15日

この時期は海を覆いつくすこともある流氷。

2025年は流氷の接近が遅いうえ、数も少ないため、小型の船でも近づいて見ることができる。

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「思ったよりも1個1個大きいので迫力があってびっくりです。流氷を目的に網走に旅行に来てたんで。僕たち、きょう帰るんですけどギリギリに見れて嬉しいです」(道外からの観光客)

到着が遅れていた冬の使者。

網走市で陸上から流氷を目視できる流氷初日は2月15日。観測史上最も遅くなった。

遅れていたのは、冬型の気圧配置の期間が短かく、風が弱かったことなどが原因だ。

トド
トド

船では海から顔を出すトドや、オオワシなどの野生動物を観察したり…。

「つめたい、つめたい」(乗客)

流氷を手に持って楽しんでいた。

「見えましたよ!チラッと」観光列車からも流氷楽しめる

こちらは期間限定の観光列車「流氷物語号」。

乗客が窓から流氷を楽しめるよう、一部区間を減速する列車もある。

「見えましたよ!チラッと」(九州からの乗客)

「少し、少し見えます。良かったです。楽しかった。初めて見て、珍しいですね」(台湾からの乗客)

一面を覆う流氷 オホーツク観光本格化へ

網走では2月16日まで流氷は陸から小さく見える程度だった。

しかし、2月17日の海岸の様子はこちら!

撮影:増田義明さん
撮影:増田義明さん

網走地方気象台は2月17日、流氷が岸に近づき船が航行できなくなる「流氷接岸初日」を発表。オホーツク観光も本格化する。

「これからオホーツク観光の本番に、やっとシーズン到来したのかなと思いますので、流氷を見にたくさんのお客さんが網走に来ていただきたいと思います」(流氷館)

待ち望んだ流氷の到来ーようやくオホーツクの風物詩を満喫できそうだ。

北海道文化放送
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