2月6日は「お風呂の日」。
湯船につかって日頃の疲れを癒したい!
しかし!

Q:入浴剤は使っている?
「使っていない。買いに行くのが面倒くさいから普通にお湯でいいかな」(10代)
「特に使わなくても問題ない気がする」(60代)
「入れてみたらいいのかなという感じはするけど、実際どんな効果があるのかはよくわかっていない」(10代)
意外と知らない入浴剤の重要性。
使う意味って本当にあるの?
「入浴剤を入れたほうがいいです。というか、入れないで入浴しないでいただきたいぐらいです」(お風呂の専門家 小林麻利子さん)
専門家が提唱する入浴剤最大のメリットとは?
さらに!!
「シャワーをあてると、みるみる泡風呂に変わっていきます!」(スタッフ)

進化する入浴剤、その驚くべき特長とは!?
2月6日は「お風呂の日」特別企画!
意外と知らない入浴剤の秘密を徹底追跡する!
約6割が週5日入浴
寒い冬家の浴槽でぽかぽか温まりたい。そこに欠かせないのが入浴剤だが、まず見てほしいのがこちらのアンケート結果。
普段、湯船につかるかどうか、聞いてみた。(出典ドリーム・クエスト)
・週5日以上 58%
・週3~4日、週1~2日 ともに9%
・月2~3日 5%
・月に1日以下 17.3%
約6割の人が週5日以上お風呂に入っているようだ。

さらに入浴剤を使う頻度は
・ほぼ毎日使う 23%
・時々使う 30%
・あまり使わない 19.5%
・全く使わない 26.5%
とデータではある。
効能さまざま メリット大きい入浴剤
お風呂の専門家の小林麻利子さんは、「入浴剤を入れないで入浴しないでほしい」と話す。

もちろん肌の弱い方などは除いての話だが、専門家はそれくらい入浴剤はメリットがあると話している。
そもそも入浴剤のタイプは大きく分けて、5つに分類できる。

「無機塩類系」はよくみかける「湯めぐりシリーズ」など粉末タイプのものが多い。使いたいシーンとしては、冷えが気になる時など。
「炭酸ガス系」はブクブク泡が出る錠剤タイプが多い。疲れを取りたいという時に。
「薬用植物系」は生薬のきざみなどが入っていたりするタイプ。肩こりや腰痛肌荒れが気になる時に。
「スキンケア系」は液体のものが多い。肌の乾燥が気になるという時に。
「クール系」は冬というより夏などさっぱりしたい時に。
ここまで入浴剤のこと詳しく紹介してきた。はたして、専門家が「入浴剤を入れないで入浴しないでほしい」と提唱する理由とは。
入浴剤で「良質な睡眠」に!
その理由がこちら!『良質な睡眠に繋がる』というのだ。

お風呂に入って、そのあとの睡眠にもかかわってくると専門家は話す。
「深い眠りを得るためにお風呂があるといっても過言ではないくらい。眠りにいいということがわかっている」(小林さん)
今回お話を伺ったのは小林麻利子さん。
国家資格の公認心理師や睡眠改善インストラクターなどの資格をもち、科学的根拠のある最新の研究をもとに不眠対策や正しい入浴法を指導する『眠りとお風呂のプロフェッショナル』だ。
「入浴剤をいれることで温熱作用が高くなるので、眠りの質の向上に期待ができる。まずは40度のお湯に15分つかかることを1つ目安に」(小林さん)
40度のお風呂に15分つかることで、内臓や脳の温度、つまり深部体温が0.5度以上高くなることが研究で分かっている。

入浴で一時的に深部体温を上昇させると、その後、急激に下がっていく。
深部体温が低下する角度が大きくなるほど、深い眠りにつくまでの到達時間が早くなり、より良質な睡眠がとれるという。
入浴剤で入浴時間の時短に
「15分つかるのは長いと思うじゃないですか?入浴剤を入れることでその時間を短縮することにもつながる」(小林さん)
例えば炭酸ガス系の入浴剤をいれることで、15分の入浴を10分に短縮することができるという。

「体温をしっかり上昇させる、そして眠りの質を高くする上で必要なものという風に認識していただけたらいいと思う」(小林さん)
Q:お風呂に入るタイミングは?
「深部体温が0.5度以上上がってしまうと平熱まで下がるのに、時間がかかる就寝直前にお風呂から上がってしまうと熱くてなかなか眠れないという状況になってしまう。しっかりとつかる場合は就寝から1時間前にお風呂からあがったほうが良い」(小林さん)