2025年1月29日に開幕した長崎ランタンフェスティバル。長崎市中心部は極彩色豊かなランタンで彩られ、2月12日までの期間中様々なイベントが予定されているが、毎年特に人気を集めるのが瞬時に面を変える「変面」。メイン会場の新地中華街会場や中央公園会場で披露されるが、より中国らしさを味わいたい人は「長崎孔子廟」もおすすめだ。
変面の妙技を間近で 週末は入場制限の可能性もあり
中国四川省の川劇の一つとして演じられる「変面」。お面が瞬時に次々と変わる妙技は中国の国家機密とされている。1月29日から始まった長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」。メイン会場から歩いて10分ほどの「長崎孔子廟(中国歴代博物館)」で30日、変面ショーが行われた。
午後3時からの公演には孔子廟内広場を埋め尽くすほどの大勢の人が集まり、熱い視線が注がれた。

変面を演じる京介さんは孔子廟のほか、県の内外で様々なステージに立ち、独自の創作舞踊と演出で全国にファンを増やしている。

長崎孔子廟で行われた変面ショーでは、観客は間近で変面の瞬間を見ることもでき、華麗なる演技に何度も大きな拍手と歓声が起きた。
学業成就を祈願する「孔子廟」夜間営業はなし
長崎孔子廟は儒学の祖「孔子」の遺品などを祀る場所として中国清朝政府と華僑の人々によって建造された。一つとして同じ顔がない72賢人の石像が並ぶ孔子廟内広場を進むと国内最大の孔子坐像が祀られている大成殿が見えてくる。大成殿には学業成就などを願う人がお参りに多く訪れている。

孔子廟は、ランタンフェスティバルの期間中はこれまで特別に夜間の無料開放を行い変面ショーを行っていたが、安全対策として2025年は夜間営業を取りやめることとした。

入場は午後6時(最終入館午後5時半)までの通常の開館時間内で、入場する際は入館料が必要となる。長崎孔子廟での変面ショーは1日1公演、週末は混雑が予想されるため、入場制限をする可能性があるので余裕を持って来館した方がよさそうだ。
ランフェス期間中の公演時間は月によって異なるので、長崎孔子廟のホームページを確認してほしい。
SNS映え確実!初企画「ランフェス フォトコンテスト」
夜間の無料開放はないが、来館者に長崎孔子廟の魅力を知って、ランタンフェスティバルを盛り上げようと初企画「ランフェス フォトコンテスト2025」も始まった。長崎孔子廟の公式カメラマンの村川信二さんと台湾に本社を置くコンピュータソフトウェア会社「サイバーリンク」が共同で実施した。

写真編集アプリ「PhotoDirector」をダウンロードし、アプリを起動。「+編集」で使用画像を読み込み、「エフェクト」、「空の置き換え」をすると幻想的な画像に編集できる。

SNSに投稿するとマグカップなどの景品ももらえるという。

あなただけの“映え画像”でまた違った角度からイベントを楽しめそうだ。
(テレビ長崎)