長野県上田市のイトーヨーカドーアリオ上田店が1月19日夜に閉店し、買い物客から惜しむ声が聞かれた。これにより、イトーヨーカドーの店舗は長野県内からすべてなくなった。アリオ上田店の後には、食品スーパー「ロピア」の運営会社が新たに出店する予定だが、開店時期などは決まっていない。
営業最終日 続々と買い物客
1月19日、営業最終日を迎えたイトーヨーカドーアリオ上田店は、アリオの閉店時刻である午後9時が近づくと、続々と買い物客が集まってきた。
店舗自体は午後7時に営業を終えたが、アリオが閉まる午後9時前にも改めて店の関係者が閉店のあいさつをしたという。

買い物客からは、「駅前にあった時から(通った店)なので、懐かしく思い出しました」「13年で閉店というのはさみしい」といった声が聞かれた。
「長野県からなくなる」
イトーヨーカドーアリオ上田店は、2011年の「アリオ上田」のオープンに合わせて、駅前にあった店舗が移転する形で営業を始め、多くの買い物客に利用されてきた。

しかし、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが店舗を首都圏に集約させる方針を決めたことで、閉店することとなった。
先週には南松本店も閉店しており、これにより長野県内のイトーヨーカドーの店舗はすべてなくなった。

ある客は「これで長野県からイトーヨーカドーがなくなるので、寂しさはある」と語った。
食品スーパー「ロピア」が出店へ
イトーヨーカドーアリオ上田店の後には、食品スーパー「ロピア」の運営会社が出店する予定だ。

しかし、開店の時期などは現時点で決まっていない。地域住民にとっては新たな買い物の場として期待が寄せられている。
(長野放送)
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