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熊本県内で上々な滑り出しの『ライドシェア』新人女性運転士に密着 タクシーが「手を上げても止まらない」や「1時間待ち」の中でスマホアプリで簡単に配車|FNNプライムオンライン
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熊本県内で上々な滑り出しの『ライドシェア』新人女性運転士に密着 タクシーが「手を上げても止まらない」や「1時間待ち」の中でスマホアプリで簡単に配車

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熊本でも2024年11月にスタートした二種免許を持たない一般ドライバーが有料で客を送迎できる『ライドシェア』事業。TKUでは2024年暮れの宴会シーズン・繁忙期に密着取材し、ライドシェアが熊本でどのように走っているのか取材した。

タクシーがいない・つかまらない

年の瀬の2024年12月20日午後10時半すぎ、熊本市中心部の熊本市中央区下通は多くの人で賑わっていた。繁華街に繰り出した多くの人の帰りの交通手段を聞くと。

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「タクシー待っています。午前0時以降はいないらしいです。1時間待ってるとか1時間半待ってるとか、よく聞きます」や「なかなかいないです。手を挙げても止まりません」と話す。

タクシーがいない、つかまらない。こうした状況に歯止めをかけたいと、熊本でも2024年11月にスタートしたのが『日本版ライドシェア』。

『日本版ライドシェア』はタクシーが不足する地域や時間帯に限り、運行が認められている新しい輸送サービスで、熊本県内ではこれまでにタクシー事業者9社が国交省の許可を受けていて、現在このうちの5社が稼働している。

ドライバーに挑戦する新人に密着

ライドシェア出発式でドライバーを代表し「乗客の皆さまに安全で快適な移動を提供できるよう努めます」と安全宣言をしたのは、小林可奈さん。二種免許は持っていないけれど運転が好きで車を使った仕事をしてみたいと飛び込んだ。

小林さんが所属するタクルーでは客からの予約受け付け、目的地の指定、決済までが可能なスマートフォンアプリを導入していて、「お客さんの通知と会社の連絡だけが入ってくるように設定してます」と話す。

午後8時半すぎ、小林さんのスマホに通知が来た。「緊張するのもあるし、どんなお客さんだろうと楽しみもあります」と小林さん話す。

車を待っていたのはライドシェアは2度目の利用という女性客で、「タクシーのアプリ使ってて、急ぎで呼べるからいいかなと思って」と話し、タクシーではなくライドシェアを利用した理由について「あんまりこだわりはなくて、送ってくださるなら、安全運転なら大丈夫なので」と話す。

熊本県内のライドシェア対象地域は熊本市、合志市、菊陽町、益城町、嘉島町の5つの市と町。運行時間は、原則タクシーが不足する金曜と土曜の午後4時から翌朝午前5時台となっている。

小林さんの車は賑わう繁華街で客を降ろし、乗り心地を聞いてみると「楽しく乗せていただきました。特に運転がどうのこうのというのはなかったです。安心して乗れました」と話した。

2024年10月にタクルーが開いた勉強会。ドライバー希望者へライドシェアの仕組みなどを説明、稼働開始前にはドライバーに安全運転や接遇などの実技研修も行っている

小林さんの車が次の客を乗せた。繁華街で会食を終えて帰る男性ライドシェアを利用するのは初めてだそう。

男性は「すごくいいと思います。タクシーなかなかつかまりにくくなってるので、こういうのが増えると、すごくいいと思います」と話した。

乗客からの「車両はどうなってるんですか?」という小林さんへの質問に、小林さんは「タクシー会社が貸し出してるんですよ。所属している会社が。会社によっては自家用車を使っているところもあるようです」と自然な会話の中でライドシェアの説明をしていた。

乗ってみて男性は「タクシー以外にも使えるというのは幅が広がるので、すごくいいと思います」と話した。

ライドシェア導入のタクシー会社に聞く

熊本でも始まったライドシェア事業、現在の稼働状況をタクルーの今村英敏代表取締役に聞くと、「やってよかったというのが、一番端的な答えでしょうか。夜の人出が増えているのは皆さん実感されていると思うが、それからするとライドシェアはいい働きをしたのではないか」と話す。

熊本県内、最大手のタクシー会社・タクルーで現在稼働しているライドシェアのドライバーは4人。2024年11月15日のスタートから1月11日まで、軽18日間の集計では、のべ808回の稼働だった。ドライバー1人当たりの稼働回数は1日平均13回、この期間の運賃収入は総額約147万円だ。

週2日、限られた人員と車両での稼働ながら、タクルーでは上々の滑り出しととらえている。課題はドライバーをどう確保するか。「やってみたい」という声は寄せられているそうだが、今村社長は「お問い合わせはいただくが『今の段階では熊本では金曜、土曜しかできないんですね』と辞退されたりがある」と話す。

今村社長はドライバーの安全運転教育に力を入れ『タクシー会社が運行する安心安全なライドシェア』として広げていきたいとしている。

小林さんも「始まったときは不安が強かったんですけど、やってみれば楽しいですし、やりがいも感じますし始めてよかったと思います」と話す。

また、中国語が堪能という小林さんは、「通訳とかもできればいいな。車を使って、観光客を熊本に遊びに来てくれた人を通訳して運転もしてあげて(案内する仕事をしたい)」と話した。

(テレビ熊本)

テレビ熊本
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