栃木県ではシャインマスカット400房、そして福岡県では梨5000個などと、各地で相次ぐフルーツの大量盗難。そんな中、今度は本物の農家を装った偽農家による詐欺が急増しているという。
「フルーツとれすぎて困っている」
SNS上には「フルーツがとれすぎて困っている」といった投稿が多数あり、中には、1個100円以下とかなり安い値段で売ろうとしている。

「両親が丹精込めて作った」というさまざまなフルーツが格安で売られているが、これらは全て“ニセ農家”とみられる投稿だ。

問い合わせをしてきた人からお金をだまし取る、新たな詐欺の手口とみられる。

中には実在する農園の名前をかたったとみられる投稿もあった。

取材班が実際にこの農園に向かうと…。
名前を悪用されたマルミ農園・宮村貞好さん:
(Q.1箱15個入り1500円 身に覚えは?)全然そんなことない。これはもう詐欺やな。

農園の名前が勝手に悪用されていたのだ。

名前を悪用されたマルミ農園・宮村貞好さん:
問い合わせありました。僕もびっくりしました。こんな安い値段で売ることはない。腹立つわな、こんなことされて困るわ。
取材班「詐欺ではないか」連絡途絶える
偽農家は一体どんな人物なのか。

メッセージを送ると「突然のご連絡ありがとうございます。桃に関するご質問があれば何でもお聞きください」と返信があった。

安さの理由を尋ねると、“ニセ農家”は「両親が丹念に育てたもので、中間業者を通さず直接お譲りしているため、価格を抑えられております。よろしくお願いいたします」と説明した。

名前と住所を聞くと、山梨県に実在する農園の名前を答えたが、その農園に確認すると、こちらも名前を悪用されていたことが判明した。

取材班が詐欺ではないかと尋ねると、連絡は途絶えた。
専門家によると、旬のフルーツは犯罪者に悪用されやすいという。

犯罪ジャーナリスト・多田文明さん:
(犯罪者が)お金をだまし取ろうとするときは、季節によってみんなが注目するものを題材とする。安く買いたいと思う心理をつかれているので、あまりにも安いところからは買わない。
消費者の心理につけ込む偽農家詐欺に注意が必要だ。
(「イット!」8月21日放送より)

