大阪・関西万博の開幕まで3ヵ月を切り、15日は海外の担当者が一堂に会する最後の会議が開かれた。
まだ謎に包まれているパビリオンが多いということで、エキサイティングな見どころはどこなのか!?吉原キャスターが直撃取材してきた。
■万博まで3カ月切る ノルウェーはパビリオン「89%」完成

兵庫県姫路市の会場に集まったのは、4月に開幕する大阪・関西万博にパビリオンを出展するおよそ160の国と国際機関の担当者たち。
吉原キャスター:万博に参加する国と地域の関係者たちが集まりました。改めてこう見ますとその数の多さを実感しますね。
各国の担当者が一堂に会する機会は今回が最後となり、会議の議題はパビリオンの運営面や閉幕後のパビリオンの再利用方法などがメインとなっている。
万博まで3カ月を切り、会場となる夢洲には個性豊かなパビリオンが立ち並び、着々と準備が進んでいるように見える。 各国からの参加者にパビリオンの見どころと何パーセントまで出来ているのかを聞いてみると。ノルウェーは89%。カナダは「順調」。
■オランダのパビリオン 球体のなかでAIによる没入体験が

そして気になるパビリオンの見どころを、各国の担当者にあえて1つに絞って教えてもらったところ…。 オランダのパビリオンの場合はこの大きな球体の中に入る体験だそうだ。
オランダの担当者:音響効果や素晴らしい創作に取り囲まれる感覚は本当に素晴らしく、気に入ってもらえると思います。
球体の中ではオランダや世界が直面するグローバルな課題について、AIによる没入体験ができるということだ。
吉原キャスター:完成度が87.325%、細かいですね!
オランダの担当者:詳細な計画を立てたのでいつ何をすべきか分かっています。間に合いますよ!
■チェコのパビリオン ウォーターショーからビールまで

そして、チェコの伝統的なボヘミアンガラスをふんだんにつかったパビリオンでは。
チェコの担当者:料理やチェコのビールなど、たくさんの素晴らしいものを用意して開催を楽しみにしています。
吉原キャスター:One!One!One!Onlyone!
吉原キャスターが見どころを1つに絞ってもらうよう強調したところ…
チェコの担当者:屋上に来てください。噴水やウォーターショー、そして万博会場全体を望む色が素晴らしいんです。
■イタリアパビリオン テーマは「ルネサンスの理想の都市」

続いては「イタリア」の担当者だが…
イタリアの担当者:ひとつだけですか…
日本語で答えてくれた!
吉原キャスター:エキサイティングな見どころは?
イタリアの担当者:アトラス、これは彫刻ですね。2000年前の彫刻で2mくらい。
吉原キャスター:僕たちの背よりちょっと高いくらいのもの?
イタリアの担当者:そうですね(笑)
こちらが「イタリア館」で絶対に見てほしいという「ファルネーゼのアトラス」。古代ローマ時代の世界的な文化遺産として知られる大理石の彫刻像だ。 パビリオンのテーマは「ルネサンスの理想の都市」。ギリシャ神話の神アトラスが天球儀を担ぐ力強い像が日本で初めて展示されるということだ。

現在の完成度は…
イタリアの担当者:ことしは蛇年だから80%でいきましょうか。
吉原キャスター:蛇がぐるぐる回るっていう…蛇関係ない…。間に合いますか?
イタリアの担当者:間に合います。
■チリのパビリオン 手作りのマント=ポンチョを展示

そしてまだあまり知られていない「チリ」の担当者にも直撃!
吉原キャスター:あと3か月ですが、アーユーエキサイティング?
チリの担当者:イエス!ベリーエキサイティッド。チリ南部に住むマプチェ族の女性200人ほどが手作りしたマント=ポンチョのようなものを展示します。私たちの国にとってとても伝統的なものです」
チリの先住民文化と最先端の持続可能な技術を融合した空間を創り出すパビリオンなんだそうだ。
■キルギスパビリオンではちみつが食べられる?

こちらは中央アジア「キルギス」。パビリオンは謎に包まれているが…
吉原キャスター:『はちみつキルギス』。キルギスパビリオンではちみつが食べられる?
キルギスの担当者:あ~ちょっと難しいかもしれませんが…でも頑張って何かをしましょう!頑張りましょう。
パビリオンでの展示だけの予定だったが、試食を前向きに検討するとのこと!さらに!
■キルギスの名物 100ドルの白いはちみつ「まいう~!」

キルギスの担当者:一番高いはちみつ、100ドル(約1万5000円)のはちみつです。
キルギスの名物自然由来の「白いはちみつ」。一足早く味見させてもらった!
吉原キャスター:おいしいですね…
キルギスの担当者:まいう~?
吉原キャスター:まいう~!上品な甘味ですね!まいう~!まいう~!
キルギスの担当者:皆さんキルギスのパビリオンよろしくね!待ってます。
みなさん、パビリオンの目玉は伝わったか?世界の文化にふれあえる日が楽しみだ。