日本維新の会の吉村洋文代表は、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏が新たな地域政党を設立すると発表したことについて、15日、「『石丸新党』については本当に面白いなと思っているし期待もしている」「維新も負けられない」などと述べた。
■石丸伸二氏、地域政党「再生の道」設立発表

石丸伸二氏は15日、都内で会見を開き、夏の東京都議会議員選挙に向け、地域政党「再生の道」を作ると表明した。
候補者は公募したうえで、42選挙区全てで擁立を目指すとしている。
また、党議や党則はなく、当選した議員の任期は2期8年を上限とする考えを明らかにした。
■「なかなか切り込めないところ切り込んできた」と吉村代表
日本維新の会の吉村洋文代表は、石丸氏の記者会見はまだ見ていないとした上で、「期数制限をして政治家が固定化するのを防ぐというのは本当に面白いなと思うし、なかなか切り込めないところ切り込んできた」と話した。

そのうえで、「覚悟を決めて政治をやるというのは非常に我々とも近しいところがある。都知事選に出られた時に、多極分散型を目指したいというのは本当に価値観共有しているなと思っている」と述べた。
また、「維新であり石丸新党でありという可能性もあり得る。もっともっと古い政治とぶつかっていくために、2期という期限を区切って維新から出たいという候補者がいれば、それは両立可能ではないか」と、維新との連携について「あり得る」との見方を示した。
(関西テレビ 2025年1月15日)