13日、インドで“世界最大の宗教行事”といわれる「クンブメーラ」が始まった。
ヒンドゥー教の祭りとしてインド各地から多くの人が集まり、信者らはガンジス川でで沐浴し祈りを捧げていた。

「水は冷たいけど心は温かい」

辺りに濃い霧が立ち込める中、世界最大の宗教行事といわれるヒンズー教の祭りが13日、インドで始まり、多くの人が川に入って身を清めた。

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ブラジル人観光客:
(Q.気分はどうですか?)素晴らしいね。水は冷たいけど心は温かいです。

インドではこの3日前、首都ニューデリーの一部も濃霧に包まれた。
道路は、行き交う車のテールランプがかすかに見える程度だ。

濃霧のなかを走る列車
濃霧のなかを走る列車

インド北部のウッタルプラデーシュ州では、列車が霧の中から現れると、再び霧の中へ。

普段は世界遺産のタージ・マハルを望める展望台からも、建物は全く見えない状態です。
霧の原因は「強い寒波」だという。

アメリカ人観光客:
最悪だ。また後で来るよ。

ガンジス川で沐浴する信者ら

その厳しい寒さの中、ヒンズー教の聖地の1つ・プラヤグラジで始まったのが、インド最大の祭り「クンブメーラ」。
周囲に霧が立ち込める中、インド各地から多くの信者らが列になって大移動していた。

ヒンズー教では、ガンジス川で沐浴をするとあらゆる罪が洗い流されると信じられていて、集まった多くの人々は冷たい川に入り、祈りを捧げた。

訪れた人:
もし地上に天国があるなら、きょうここで体験することができるのよ。

地元当局によると、クンブメーラには2月26日までの期間中、約4億人が参加する見込みで、宿泊者向けに10万人分のテントと15万基以上の仮設トイレが用意されている。

また、安全確保のため数万台の監視カメラが設置される他、治安部隊など約10万人が動員されるということだ。
(「イット!」1月14日放送より)

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