7日に発生したアメリカ・ロサンゼルスの大規模火災発生から1週間が経過したが、いまだ鎮火のめどがたっていない。一方、大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するドジャースなど、ロサンゼルスを拠点とする12のプロスポーツチームが総額12億円以上の寄付を発表するなどスポーツ界では、支援の輪も広がっている。

そんな中、支援のために現場を訪れたヘンリー王子とメーガン妃には、ネット上で批判が噴出する事態となった。一体何があったのかーー。

LA火災から1週間…スポーツ界から支援の輪

アメリカ・ロサンゼルスの大規模火災発生から1週間がたち、火の手は、プロテニスプレーヤー大坂なおみ選手の自宅をも脅かしていた。

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今もなお延焼が続く中、焼け落ちた住宅街では、取り残された人がいないか懸命の捜索が行われていた。

火災前と現在の街並みを比較した映像を見ると、2024年5月に撮影された映像には白い家が立ち並んでいるが、火災後は完全になくなり、がれきだけが残されているのが分かる。

この火災で、これまでに24人が死亡、行方不明者は29人に上っている。

そして、その火の手が自宅近くに迫っていることを明かしたのが、現在、全豪オープンに出場している大坂なおみ選手だ。

大坂なおみ選手によると「火災マップを見ていたら、火が自宅から3ブロックのところまで来ていました」という。家族は全員無事だったものの、不安から試合に集中するのが難しかったと話す。そんな中でも見事、初戦を突破した。

大坂なおみ選手は「ロサンゼルスに愛を送ります。みんなが元気でいることを願うばかりです」とロサンゼルスへの思いを口にした。

スポーツ界では、支援の輪も広がっている。

ドジャースなどロサンゼルスを拠点とする12のプロスポーツチームが総額12億円以上の寄付を発表
ドジャースなどロサンゼルスを拠点とする12のプロスポーツチームが総額12億円以上の寄付を発表

大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースをはじめ、八村塁選手がいるロサンゼルス・レイカーズなど、ロサンゼルスを拠点とする12のプロスポーツチームが総額約12億6000万円以上の寄付をすることを発表した。

「災害観光客だ」“サプライズ訪問”も批判殺到

そんな中、被災した人々を支援するため、イギリスのヘンリー王子夫妻が先週、災害現場をサプライズ訪問した。

しかし、この様子が報じられるとたちまち「彼女らは“災害観光客だ”」「PR目的だ」などと、メーガン妃が出演するネット番組の公開が迫っていたことなどから、批判の声が相次いだのだ。

現在も、数カ所で延焼が続いている大規模火災だが、15日にかけて再び強風が予想されていることから、当局は火災が再拡大する恐れがあるとして警戒を強めている。
(「イット!」1月14日放送より)

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