岐阜県白川村の世界遺産・白川郷で1月13日、合掌作り集落のライトアップが始まりました。2025年は例年以上に雪が降り、より幻想的な風景が広がっています。

■「真冬の風物詩」雪化粧の合掌造りをライトアップ

白川郷では午後5時半ごろから、順々に合掌造りの家屋に明かりが灯りました。白川村では2025年に入り、最大で188センチの積雪となるなど、例年以上に多くの雪が積もっていて、雪化粧した合掌造りの姿をライトがより幻想的に映し出します。

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ライトアップは1996年から始まりました。大小114の合掌造りの建物を108基のライトが照らしています。

合掌造りには先人の知恵が詰まっていて、屋根は全て「南北方向」に向いて建てられています。強い季節風の影響を最小限に抑えるためと、日光が屋根に均等にあたることで、積もった雪が残らないよう工夫されています。

■夕闇に映える「逆さ合掌」 外国人にも人気

集落にある明善寺(みょうぜんじ)では、水田の水面に映る「逆さ合掌」を楽しめます。「逆さ合掌」は夜だけでなく、日中も楽しむことができ、おすすめの撮影スポットです。

ライトアップは1月13日・19日・26日、2月2日の4日間開催されますが、完全予約制ですでに完売しています。

初日の13日も多くの観光客でにぎわい、白川郷観光協会によると、およそ7割は外国人ではないかと話していました。

(東海テレビ)

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