「成人の日」の1月13日、二十歳を祝う式典が各地で開かれ、人生の節目を迎えた若者たちが想いを新たにしました。また、20年前に愛知万博が開かれた長久手市のモリコロパークでも、当時生まれた世代が集まり、特別な1日を過ごしました。
■「母に感謝」「ドリーム掴む」それぞれの想い
名古屋市中区の会場では、二十歳を迎えた若者たちが晴れ着姿で集まり、久々の再会を喜んでいました。

タイムカプセルを開ける参加者:
卒業式のブローチが入ってる。小6のときの先生からのお手紙だよ。「まいちゃんのこれからの人生が輝かしいものでありますように」。やば…感動。
会場では、小学校時代の同級生とタイムカプセルを開けたり、学校ごとに集まって昔話に花を咲かせる姿も見られました。

参加者ら:
10年以上も一緒にいてくれる友達と久々に会えて、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。
お母さんに一番感謝。20歳まで育ててくれてありがとう。
振袖を着た瞬間に「大人になったな」という感じがしました。みんなを引っ張っていけるような存在になりたいです。
将来の夢は「ビッグな社長になること」です。ドリーム掴みます!
■愛知万博から20年…当時生まれた世代が成人に
12日、愛知県長久手市のモリコロパークに、二十歳の若者たちが集まりました。

参加者A:
20年間、お父さんお母さんに育てられてきたので、ちょっといい枕を買ってあげたいと思います。親孝行したいですね、二十歳になったので。
参加者B:
友達とお酒を飲みに行ってみたい。
モリコロパークでは20年前の2005年、愛知万博の「愛・地球博」が開かれ、「自然の英知」をテーマに世界121カ国が参加しました。冷凍のマンモスなども展示され、2200万人を超える来場者がありました。

あれから20年が経ち、2005年に生まれたおよそ520人の成人たちが、二十歳を祝う式典に参加しました。当時0歳だったという新成人たちは、もちろん愛知万博の記憶はありません。

参加者B:
記憶がなくて。あったことは知ってるけど、特に何か分からない。
参加者C:
記憶はないんですけど、来たっていうのは両親から聞きました。うれしいことだよね。
新成人と祖母の2人は、20年前も一緒にこの場所を訪れていました。
参加者D:
生まれて20年たって、モリコロパークも万博がちょうど20周年ということで、面白い成人式を迎えられたなって思いました。
祖母:
万博の時、この子はベビーカーに乗ってたね。久しぶりにモリコロパークに来たから、すごくうれしいです。感無量。
■長久手市民の特権…「ジブリパーク」の特別チケット
他にも、新成人たちには、長久手市民の特権といえる素敵なプレゼントがありました。式典後に参加者らが招待されたのは、園内にある「ジブリパーク」です。

二十歳を迎えた若者たちのため、ジブリパークから特別に「魔女の谷」と「ジブリの大倉庫」に入ることができる、この日限定のチケットが贈られました。

参加者E:
ヨーロッパの洋風な雰囲気で、私たちは振り袖が和風で和洋折衷な感じがして、かわいい写真がいっぱい撮れました。

参加者F:
振袖でジブリパークで写真を撮れる機会はないので、忘れられない経験になりました。
参加者G:
(ジブリパークは)初めてです。グッズとかかわいかったです。「千と千尋」のネズミを買いました。一生に一度の成人式をここでできたのが特別感あって、ジブリパークに行けるのめっちゃいいなみたいな感じで、いい経験ができたなって思いました。
(東海テレビ)