熊本市は、マイナンバーカードの新規発行や更新の手続きをより速く行うための新たな施設を1月14日に開設し、日曜日も窓口で対応するという。

マイナカード保有率は政令市で全国1位

熊本市中央区の大劇会館1階に1月14日にオープンするのは『熊本市マイナンバーカードセンター』。

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このセンターは、これまで設置されていた熊本市中央区役所内の『マイナンバーセンター』に加え、より速くカードの交付や更新の手続きを行うために新設された。

今回試験導入された機械では、マイナンバーカードをかざすことで、更新手続きに必要な基本的な個人情報が印刷される。熊本市によると、手書きの申請に比べて1人当たり2~3分短縮できるという。

熊本市民のマイナカード保有率は2024年11月末時点で79.34%、約58万人で政令市の中で全国1位となっている。

運用開始から10年で更新機会が増える

一方で、2016年のマイナカード制度の運用開始から、2025年で10年目。マイナカードは発行から5年で電子証明書の更新時期を、10年でカード自体の更新時期を迎えることから、2025年以降、窓口を訪れる人が増えると見込まれている。

熊本市の大西一史市長は「保険証や免許証で手続きが変わっている時期でもあるので、皆さんの不安を解消できるよう、丁寧に説明をして、マイナンバーカードセンターで市民の皆さんに寄り添っていければいいなと思っています」と話した。

また、新しいマイナンバーセンターでは、家族対応室やキッズスペースを導入したほか、日曜日を開館日にすることで、より多くの市民に対応していくとしている。

(テレビ熊本)

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