高校生がお年玉をどのくらいもらったかを、広島の崇徳高校新聞部が調査した。この高校では1人平均3万9000円だったという。高校生目線での調査内容を新聞部の編集長がまとめた。

1件あたり平均9100円

崇徳高校新聞部は、生徒53人にお年玉についてアンケートを行った。

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その結果は、もらった人の合計金額の平均は3万9000円で、1件あたりの平均は9100円だった。

編集長の岸田紗耶子さんは、「物価高の中でお年玉の額にも影響が出るのかを確かめたかった」と調査の目的を説明する。

その調査結果だが、岸田さんは「物価高の影響で額が減る」と予想していたが、ふたを開けてみると9割以上の人が「物価高の影響なし」との答えだった。

物価高でも変わらぬ額に満足

また、岸田さんは、額が減らなくても、もらう側としては物価高なので多くが「足りない」と感じているのではないかと予想し、聞いてみた。

ところが、こちらも8割以上が「足りないとは感じていない」と答えた。その理由としては、「年齢で金額が決まっている」ことや「もらえるだけでうれしい」という感謝の思いが多かったという。

お年玉を渡す側からすると、「ほっとする」調査内容ではないだろうか。ある企業が調べたお年玉を渡す側の調査では、半数が1件あたり1000~4000円だったが、高校生になると額も相応に高くなるようだ。

使い道については、「推し活」や服、コスメの購入が多かったとのことだ。

プラスで「つかみ取り」も

岸田さんは、SNSでお年玉を「つかみ取り」でもらう人がいることを知り、身の回りにいるかどうか聞いてみた。

そうすると「プラスでつかみ取り」や「ビンゴ大会でプラスαのお年玉がもらえるケース」、あるいは「じゃんけんで勝った回数×1000円」という人もいて驚いたという。

お年玉も時代とともに変化しているようだ。

(テレビ新広島)

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