子どもにとっては、お正月の楽しみのひとつにお年玉があるが、ある企業が行った「お年玉に関する実態調査」によると、およそ半数の人が「お年玉をあげる」と答え、額は1,000~4,000円が半数ということだ。広島で街の人に聞いてみた。
物価高でも金額上げず
広島の街の人に聞いたところ、お年玉の金額は変えないという声が多かった。

30代の女性は「親戚の中高生に、5,000円ずつくらい。物価高で子どもが多いと大変だと思うが、一年の喜びとしてお年玉の金額は変えずに、あげ続けたい」と話す。

また、20代の夫婦は、「小さいときから数百円あげて、小学生になってから1,000円くらい。物価高でも特に変えるつもりはなく、いつも通りあげようと思っている。自分たちももらってうれしかったのもあるので」とやはり、続けていく意向だ。
予算を決めて分配
また、その年のお年玉の総額を決めて、子どもだけでなく、両親にも渡すという人も…。

30代夫婦:
「小学生が3,000円、保育園児は2,000円。小さい子はお菓子だったり。両親には私の兄弟と話し合って、だいたい毎年4万円前後くらいの予算で渡す。今年は2人とも育休中なので出費は痛いが、子どもたちも楽しみにしているので、頑張ってでも渡したい」

高齢者になると、子どもと孫にと出費がかさむケースもあるようだ。70代男性は、小学生から20代までの孫6人に5,000円から1万円、自分の子ども夫婦に2万円以上を渡すという。
親へは1~4万円
お年玉の額に、物価高騰がどの程度影響しているかが気になるところ。

前年と比べて「変わらない」と答えた人が6割、「増えた」という人は17.5%。ただ、増えた理由としては、「年齢に合わせて額をあげる」という回答が大半だった。

お年玉をあげる対象は、自分や親せきの子ども、孫が多く、額は1,000~4,000円。また、親にあげる人が2割いて、そのうち4割は1~4万円と子どもに比べると高額になっている。
(株)マルアイ「お年玉に関する実態調査」から
(テレビ新広島)