7日、経済界のトップが一堂に会する経済三団体共催の新年祝賀パーティーが行われた。

2025年はどう変わるのか?日本航空とDeNA、森トラスト、3社の社長はどう見ているのか、「イット!」が直撃した。
日本航空の鳥取三津子社長は?
まず話を聞いたのは日本航空株式会社の鳥取三津子(とっとり・みつこ)社長。

ーー早速なんですけれども 鳥取社長が考える2025年、こう変わるというのをフリップに書いていただきたく思います。

日本航空・鳥取社長:
「上昇気流に乗る」
(去年は)私どもいろいろと安全の事例もありまして、なかなか、こうお客様にやや信頼していただけないような、そういった年に少しなったかなというふうに思っています。

2024年は1月に羽田空港でJAL機と海上保安庁の航空機が衝突。さらにJALの機長らによる飲酒問題で出発が遅延するなどの問題が何度か明らかになった。

また年末には 韓国で旅客機が着陸に失敗するなど、大きな事故が起き航空業界への信頼が揺らいだ年だった。
日本航空・鳥取社長:
安全についてはお客様に安心してご利用いただけるようなそういう企業にしっかりやっていきたいということで、上昇気流に乗って、そこをしっかり確立していきたいという思いとそれから、日本経済も含めてまさに上昇気流に乗りつつ、あるというふうに思っていますので、そういった意味を込めて書かせていただきました。
(全ての業務が)本当にお客さまの命に関わるということを改めてもう一度考え直してしっかりと組織の在り方ですとか意識も含めてですね、社員全員で一丸となってしっかりやっていきたいというふうに思っています。
そして去年 過去最多となった訪日外国人についてはこう話す。
ーーインバウンドの影響は大きい?
日本航空・鳥取社長:
大きいですね。とても本当にたくさんの方に来ていただいていますので もっといろんな地方に全国隅々にこう行っていただいて、地方も盛り上げてほしいなっていうふうに思っています。
ディー・エヌ・エーの南場智子会長は?
続いて話しを聞いたのはゲームやスポーツなど幅広く事業を展開する 株式会社ディー・エヌ・エーの南場智子(なんば・ともこ)会長。

2024年日本一に輝いたプロ野球・横浜DeNAベイスターズのオーナーも務める南場会長が書いたのは―。

DeNA・南場会長:
「リーグ優勝&AI戦力化」
もちろんプロ野球ではリーグ優勝。
あと経営に関してはAIが本格的に戦力化する年になると思います。
IT企業のトップである南場会長はAIについてこう話す。

DeNA・南場智子会長:
この2024年たった一年であそこまで進化しました。2025年は本当にこれをなんていうんですかね、新しい人間とコンピューターとの役割分担っていうのに前向きじゃない企業は生き残れないと思います。
森トラストの伊達美和子社長は?
3人目は大規模な都市開発を手がける森トラスト株式会社の伊達美和子(だて・みわこ)社長。

まずは2025年に変わる事を書いてもらうと―。

森トラスト・伊達社長:
「ニューノーマル2.0の社会へ」
規制緩和やライドシェアの話もですけれども、年金の在り方が見直される。そして年収の壁の在り方が見直されるという意味で、いままでの昭和型だった社会が、令和の仕組みに変わっていける、そういうきっかけになる年になるのではないかなっていうふうに思います。

さらに2025年は東京・港区で大規模複合施設「東京ワールドゲート赤坂」の開発が進んでいる。
森トラスト・伊達社長:
基本的には5000平米ほどの緑地を持っている非常に自然豊かな場所でありながらも利便性の高い場所ということで、注目していただけているのかなというふうに思います。
(「イット!」1月7日放送より)