「傷つけずに返してくれたらうれしい」。
絶大な人気を誇る国民的ヒーロー「アンパンマン」。
その作者ゆかりの地である高知県の商店街から、「アンパンマン」の石像が盗まれていたことが分かった。
「ないと気づいた時はびっくり」
記者リポート:
石像があった天神橋通商店街は、交通量は比較的多くなっています。

石像があったのは、高知市中心部の商店街にある呉服店の目の前。

店主によると、18日午後3時前には石像があることを確認していたが、店を離れた約30分の間に消えていたという。

石像を所有する天神橋通商店街振興組合・湯山眞理 理事長:
ないと気づいた時はびっくりして、腹立ちました。すごく腹立ちました。
この石像を所有する呉服店の店主・湯山眞理さん。

アンパンマンの石像は3年前に友人から譲り受けたもので、「商店街を通る人たちに笑顔になってもらいたい」という思いで店の前に置いていた。

石像を所有する天神橋通商店街振興組合・湯山眞理 理事長:
通る人が、「あるのが当たり前」で、チラチラ見て通る。また「来年も来るからね」って頭ポンポンしたり、結構かわいがられてたの。不思議。石なのに。

特別な思いで置かれていたアンパンマンの石像。
高さ20cmほどと小さいながらも、町に大きな笑顔を届ける存在だった。

石像を所有する天神橋通商店街振興組合・湯山眞理 理事長:
本当に傷つけずに返してくれたらうれしい。こっそりでいいから。
警察は、窃盗の疑いで捜査している。
(「イット!」8月20日放送より)