そこで期限内においしく使い切るためのレシピを堀江さんに聞くと、トマトケチャップを油と混ぜて焼く「焼きケチャップ」がおすすめだという。酸味がやわらぎ、油との乳化でコクが増すのだそう。

そんな「焼きケチャップ」は、ナポリタンのような王道の洋食をさらにおいしくするだけでなく、中華のおかずなどにも利用することができる。
最後に時短でできる「えびチリ」のレシピをご紹介したい。仕上げとしてラー油を加えるため、子供や辛さが苦手な人でも調整できる。

材料(3人分)
むきえび 200グラム
酒 大さじ1
片栗粉 大さじ1/2
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個(100グラム)
サラダ油(炒め用) 大さじ1/2
【A】
おろししょうが(チューブ入り) 小さじ1
おろしにんにく(チューブ入り) 小さじ1
カゴメトマトケチャップ 大さじ4
サラダ油(焼きケチャップ用) 大さじ1/2
ラー油 お好みで
作り方
1 むきえびは酒、片栗粉を加え、もみ込む。
2 フライパンにサラダ油(炒め用)を熱し、中火で2分程玉ねぎを炒め、【A】 を入れさっと炒める。
3 火を強め、1のむきえびを加え火を通す。
4 3を端に寄せ、鍋肌にトマトケチャップとサラダ油(焼きケチャップ用)を加え、2/3くらいの量になるまで水分を飛ばすように中火でしっかりと焼く。(焼きケチャップ)
ひと煮立ちしたらお好みでラー油をかける。
せっかく大容量のケチャップ。ディップのような使い方ではなく、このように調理用として大量に使うのがおすすめだ。
年末年始に自宅で過ごす時間を利用して、使いかけのケチャップでいつもと違うメニューに挑戦してみるのもいいだろう。すっきり新年を迎えられるように、この年末は冷蔵庫の中の調味料も見直してみてはいかがだろうか。