冬の快適な睡眠につなげたいなら、この他はどんなところを意識するといいのか。
まずは毛布の「表裏」をチェックしてみよう。毛布は1枚仕立ての場合、表面が滑らか、裏面が起毛しているものが多い。もしそうなら使い分けると、より快適に眠れるそうだ。

【体→毛布→掛け布団:毛布の表面を体側に】
体の上に直接毛布をかけるなら、表面を体側に向けると快適性がアップ。表面の滑らかな感触を体験していない人も多いという。
【体→掛け布団→毛布:毛布の裏面を体側に】
掛け布団の上に毛布をかけるなら、起毛した裏面を体側に向けると滑りにくくなる。暖かさをキープしやすいそうだ。
毛布の“2枚使い”もアリ
そして「底冷え」を防ぐことも、冬の寒さを耐えるポイント。床やフローリングはどうしても冷えるので、寝具はベッドや“すのこ”などの上に敷くのが基本だ。
どうしても寒さが気になるなら、毛布を“2枚使い”するのもアリ。

1:マットレスまたは敷き布団の上に、毛布や冬用の敷きパッドを敷く
2:毛布を敷いて、その上に横たわる
3:体を覆うように、羽毛布団をかける
4:その上にさらに、薄手の毛布をかける
こうすると、最も暖かく過ごせるそうだ。
「毛布を体の下に敷くと底冷えを防ぐ効果があります。ただ、下に敷くとこすれて、毛羽が乱れることもありますので注意してください」

もし「体→掛け布団→毛布」の順番にして、布団カバーの“ひんやり感”が気になるなら、タオルケットを体の上にかけると、快適さもアップするという。
「タオルケットは寝汗を吸ってくれますし、布団カバーと違って洗うのも楽です。もしタオルケットが好みでないなら、綿の毛布と一緒に使うのもお勧めです」