日本一おいしい米を決める「米-1グランプリ」が11月23日に北海道蘭越町で開かれ、2年連続で北海道産米がグランプリを受賞した。
蘭越町の日本一おいしい米を決める「米-1グランプリ」には、全国から過去最多の400点が出品された。
コメ30点が決勝進出
この記事の画像(5枚)23日の決勝大会では予選を勝ち抜いた30点を審査。
米は全て同じ条件となるよう、厳格なスケジュールで炊き上げられるが、水の量は生産者自ら決めることができる。最も美味しい状態で審査を受けようと、ギリギリまでこだわりの調整。
米は食の専門家など11人が審査したほか、来場者にも振る舞われた。
「おいしい、どれも」
「(グランプリを選ぶのは)難しい。とっても難しい」(いずれも訪れた人)
蘭越町の農家「ゆめぴりか」がグランプリに
厳格な審査の結果、頂点に輝いたのは、蘭越町の佐々木和弘さんが生産した「ゆめぴりか」。
北海道産米が2年連続で選ばれた。
「(Q日本一の喜びを伝えたい人は?)いつも支えてくれている妻と、仕事を一緒にしてくれている姉に伝えたい」(グランプリ 蘭越町 佐々木和弘さん)
来年9月まで米価高止まりか
一方、気になるのはコメ価格だ。夏のコメ不足の影響で価格高騰が続いているが、このあとどうなるのだろうか。
総務省がまとめた小売物価統計では、コシヒカリの小売り価格は夏ごろから上がり、10月時点では2023年より1400円以上高い3787円となっている。
札幌の販売業者によると、今年の新米の流通が2ヵ月ほど前倒ししている影響で、少なくとも来年の新米が出回る2025年9月ごろまで高騰が続くのではないかと話している。