使用料の値上げは28年ぶりだ。
札幌市は、市が運営する施設の使用料や入場料などを値上げする条例改正案を市議会に提出することを明らかにした。
札幌市が施設の利用料金を値上げへ
札幌市は11月21日、市が運営する施設の料金を改定する条例改正案を発表した。

時計台の入館料は、一般の大人で75%アップし、200円から350円に。

青少年科学館やつどーむなどは、おおむね10%の値上げとなる。

物価高で運営費がかさんだためとしている。
また、区民センターなどで2000円で使用できた部屋は2300円に。

施設の使用料が値上げされるのは28年ぶりだ。
「市の財政で無駄使いしているのがすごくある気がする。値上げはしょうがない気はするけど、釈然としない」(札幌市民の男性)
「(時計台の観覧料が)200円から300円くらいに上がるのは許容範囲だ」(東京から来た男性)
さらに、あの施設も。
コンサートで熱気の大和ハウスプレミストドームも値上げ

11月、男性アイドルグループ「Snow Man」のコンサートで熱気に包まれた大和ハウスプレミストドーム。

屋内アリーナの1日の使用料は10.3%アップで、770万円(税込み847万円)が850万円(税込み935万円)に値上げされる。

市はファイターズの移転でドームの経営が赤字に落ち込む中、収支改善につながればとしている。
また、住民票などの交付手数料は50円値上げされ、1通350円が400円になる。

「仕方ない部分もあるけど、収入が上がらない中でつらいですね」(札幌市民の女性)
料金改定の条例改正案は、11月28日からの定例市議会に提出される。
可決されれば、2025年4月以降、使用料や手数料が順次値上げされる。