その成果もあり、初のJGPシリーズで覚醒する。チェコ大会で優勝を果たすと、ポーランド大会で島田に次ぐ2位となり日本勢最速でJGPファイナル進出を決めた。

今大会への予選を兼ねた西日本選手権では圧巻の演技で優勝。
獲得した196.11点のスコアは、去年13位で終えた全日本ジュニアから約40点以上アップと、急成長を遂げている。
代名詞とも言える絶品の逆回転スピンと磨きがかったジャンプを武器に、初の表彰台入りを目指す。

同じく急成長を遂げているのが、岡田芽依。
映画『となりのトトロ』に登場するメイが名前の由来だという彼女は、ジュニア2年目の今季その名を知らしめた。
初派遣のJGPタイ大会で3位表彰台にのぼると、西日本選手権ではショートとフリーで会心の演技をみせ自己ベストを更新。
「ここまで来られるとは正直思っていなかったですね」と驚いていた。
キレのあるジャンプと本人も得意だと語るスピンで完成度の高い演技が持ち味の岡田。本人も驚きの飛躍ぶりで今大会表彰台争いに名乗りを上げた。

全日本ジュニアをきっかけに巻き返しを狙う、上薗恋奈。
昨季ジュニアデビューとともに全日本ジュニアで3位表彰台入り。
その勢いのまま推薦出場した全日本選手権でシニア勢を抑え4位と、鮮烈な印象を残した。
しかし今季は思うように結果が振るわず苦しい期間が続いている。
直前の西日本選手権では、フリーで圧巻の演技を見せ復調の兆しをのぞかせた上薗。
シーズン後半のISU国際大会への出場が懸かる全日本ジュニアの舞台で本領発揮なるか。
誰が表彰台に乗ってもおかしくないジュニアの女子選手たち。どんな戦いが繰り広げられるのか見逃せない。
■全日本までの道の詳しい概要はフジスケで!
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/figure/toJPN.html
※エントリーが出たら全日本への道の詳細が反映されます。
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