ロボットによるデリバリーサービスに、レジでの会計がいらないウォークスルー決済のコンビニエンスストア。
「いいんじゃない」と言いたくなる、進化するお買い物事情を取材した。
■【動画で見る】ロボットが運ぶ「ウーバーイーツ」 レジのない「ローソン」 働き手不足の救世主?進化するお買い物
■レジがないコンビニ「商品を手にとって、店を出るだけ」

大阪メトロ・なかもず駅に関西初出店となるローソン、「S Lawson Go OSLなかもず駅店」がオープン。目玉となるのはウォークスルー決済だ。
酒井麻衣記者:QRコードをかざして店内に入り、商品を手にとって、そのまま店を出るだけで、決済が完了するんです。
店内には15個のカメラと重量センサーが設置されていて、これらで客の購入商品をAIが判別する。事前にLINEでクレジットカード情報を登録することで、レジを通さず会計をして、商品を購入することができる仕組みだ

駅でべビーカーを押していた女性は…
駅の利用者:赤ちゃんが泣いてたら『早くいきたい』って時多いので、すごい便利だなと思います。利用したいです。
■「ウーバーイーツ」緑色のロボットが商品宅配

人々の足もとをスイスイと駆け抜ける緑色のロボット。「ウーバーイーツ」が運用するAI搭載の自律走行ロボットだ。

樋口諒記者:ロボットのスピードは、私が少し小走りをする程度となっています。
11月14日から大阪の一部地域でロボットによる商品の宅配サービスを始める「ウーバーイーツ」。アプリで商品を注文すると、ロボットが飲食店へ向かう。

とはいえ、人も車も多く通る公道。本当に無事、商品を届けることができるのか。後を追ってみると、さっそく目の前に赤信号が…
樋口諒記者:いま横断歩道の前で止まりました。
AIが地図を学習していて、横断歩道の前では一旦停止する設定になっているのだ。そして…
樋口諒記者:信号が青に変わると、ロボットが動き始めました。車どおりが多いのか、一旦停止しました。
周囲の状況はロボットに搭載された7台のカメラで、モニタリングしているオペレーターが把握。安全を確認してから動き出す仕組みだ。
■「雪が降っても、40度超えても配達してくれるはずです」

その後、店で商品を回収。
ちなみに配達途中、勝手にロボットのフタを開けることはできない。アプリでロックを解除する必要がある。
商品は無事、注文した人の元へ届けられた。現時点では商品を運ぶのは建物の前までとなっている。
Uber Eats Japan 中川晋太郎代表:今後、過疎地域や、より配達パートナーの確保が難しいエリアをにらんでの展開となります。雪が降っても、雨が降っても、(気温が)40度超えても配達してくれるはずです。
サービスは11月14日から、うめきたエリアの5店舗で始まり、順次エリアを拡大していくということだ。働き手不足の救世主となるのだろうか。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年11月13日放送)