雪が積もり、気になるのは暖房に欠かせない灯油の価格だ。

11月7日発表された1リットルあたりの価格は121.8円と、高止まりが続いている。

11月7日、発表された北海道内の灯油の配達価格は、1リットルあたり121.8円となった。
灯油価格は高まり状態
資源エネルギー庁によると、灯油価格はロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の不安定化に、円安も加わり高騰している。
2年前から政府によるガソリンや灯油などへ補助金が支給されているが、高止まりの状態が続いている。
もし補助金がなければ、全国的に15円ほど上がり、130円台になるとされていて、12月までの補助金支給が終わった先の見通しは、不透明だ。
需要期を迎えた灯油価格、トランプ新大統領の返り咲きで、今後はどうなるのだろうか。
トランプ大統領の就任で灯油の価格はどうなる?
資源エネルギー庁によると、今後の原油価格は「上下」両方の可能性がある。
アメリカはエネルギー生産量を増やそうとしているため、値下がりの可能性があり、中国も経済成長が停滞していることに伴い、需要量減少で値下がりの可能性がある。

一方で不安定な中東情勢が続くことで、値上がりの可能性も残されていて、今後の見通しは「不透明」な状況が続きそうだ。
年内で終了するとされている政府の補助金の見通しも含め、今後も注目だ。