東京・日野市で10月23日、他人のバイクを自分の物のように盗むバイクドロボーが現れた。
男は防犯カメラに背を向け、わずか20秒でバイクを持ち去った。
被害者は「バイクだけ返してくれ」と訴えている。
帽子に黒いパーカ…防犯カメラ避けバイク窃盗
10月23日午後9時ごろ、東京・日野市の住宅街でカメラがとらえたのは、他人のバイクをまるで自分の物かのように盗み取っていくバイクドロボーの姿だ。

帽子を目深にかぶり、黒いパーカを着て現れた男は、あたりの様子をうかがいながら、ゆっくりとした足取りで建物の前を通り過ぎたかと思いきや、再び戻ってきた。

男は防犯カメラに背を向けると、フードをかぶり手で顔を隠す仕草を見せながら、敷地へと入っていく。
すると、その直後、駐車場に止めてあったバイクを引っ張り出すと、持ち去っていったのだ。
バイクを盗まれた男性は、「手慣れている感じですね。『はい、これ自分のバイクです』みたいな感じで…」と男の様子を語った。
思い入れがあるバイクの窃盗に…「バイクだけ返して」
侵入してから盗み出すまで、わずか20秒の早業に、被害者は「もう完全に取る気で来たんだろうなと。防犯カメラがあるのは事前に把握しているのかなとも思ってる」と推察している。

警視庁は、窃盗事件として捜査している。
バイクを盗まれた男性は、「思い入れがあるバイクなので、金額がどうこうよりも、バイクだけ返してくれと思っている」と訴えた。
情報提供は、日野警察署 042-586-0110まで。
(「イット!」11月5日放送より)
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