「おはぎ」や「おむすび」で北海道民に親しまれてきた「サザエ食品」が、11月1日からリニューアル。
「げんこつサイズのおはぎ」など、バージョンアップした商品を紹介する。
サザエ食品がリニューアル
北海道に約60店舗を展開し、数々の人気商品で北海道民に愛されてきた「サザエ食品」が生まれ変わる。
一体何が変わるのだろうか。
1957年、北海道函館市の朝市に小さな食堂「サザエ」が開業した。
創業者の野村とみさんが、従業員や子どものおやつとして作っていた「おはぎ」を客におすそわけしたところ、「おいしい」と評判に。
市場で売ってみるとあっという間に売り切れた。
これが「サザエ食品」の始まりである。
人気の「おはぎ」がバージョンアップ

現在、年間150万個売れる「おはぎ」だが、これがバージョンアップするという。
「新商品の『とみのおはぎ』です。創業当時の大きさを再現し、創業者の野村とみの名前から名づけました。全てお店で手作りです。今回のブランドコンセプトの『手の平に、想いをのせて。』という原点に返り、手作りにこだわりました。従来の“おはぎ”も愛されている商品なので、店舗での手作りに変更し残ります」(サザエ食品 藤井 崇さん)
さらに、定番の「おはぎ」を片手で食べられるようにした「スティックおはぎ」など新商品も登場。
「ロゴ」「おむすび」もリニューアル
ロゴも今回、一新される。

サザエの主役である「おはぎ」と「おむすび」を文字の中に表現。

その主役の一つである「おむすび」もリニューアルする。
「新商品の『天タレごはんのえび天むす』です。今までは外側をタレに漬け込んでいたんですが、今回は中までしみ込んだ新しい“おむすび”に。テストマーケティングで両方販売してみたが、どちらも人気があったので両方販売することに」(藤井さん)
そもそもお店の由来は?
「サザエ食品」の店名の由来は何なのだろうか。
「創業者の野村とみが『サザエさん』のような明るい家庭にあこがれ、店名にしたと聞いている」(藤井さん)

「おやき」も原料を見直し、冷めてもおいしく食べられるように改良。
赤飯も小豆の煮汁でふかして自然な色合いに仕上げるなど、さまざまなチャレンジを行っている。
「今までのお客様はもちろん、新たな平成生まれ、令和生まれの3世代に愛されることを目指していきたい」(藤井さん)
「サザエ食品」のリニューアルは、11月1日から店舗ごとに順次行われる。