暑い日が続いた影響だろうか。和歌山県串本町の海岸に、普段は見かけない珍しい魚が漂着した。
【動画で見る】『貝殻背負ったタコ』珍しい魚『タコブネ』が和歌山の海岸に 『珍魚ハンター』も「何じゃこりゃ」
地元の“珍魚ハンター”も初めて捕まえたという、その正体とは…?
■“珍魚ハンター”も驚き! 不思議な生き物「タコブネ」

海中にプカプカと浮かぶ,不思議な生き物。この映像は9月下旬に撮影されたものだ。
これを撮影した上田さんは…。
DIVE KOOZA上田直史代表:珍しいです!初めて見ました。
この生き物は「タコブネ」と呼ばれる「タコ」の仲間で、自ら貝の元となる成分を出し、できた貝の殻を背負っている。
「タコブネ」を見つけたのは、和歌山県・串本町の“珍魚ハンター”、通称・おりさんだ。取材した日も、地元の子供達と港にいたおりさん。
「タコブネ」を探しているのだろうか?
しかし捕まえたのは、ハリセンボンだった。
Q.触った感じはどう?
地元の子供:ちょっとピリピリする。
珍魚ハンターのおりさんだが、「タコブネ」を捕まえたのは初めてなのだそう。
珍魚ハンター おりさん:びっくりしましたよ!『何じゃこりゃ~』と思って!ここ何日かは何回か獲れてて、海中公園に寄付したり、知り合いの焼鳥屋さんの水槽に入れたりして。
「タコブネ」を譲り受けた焼き鳥屋さん。休憩中の店主も癒されているようだ。
■タコブネはどんな生き物? 海水温上昇の影響も…

踊っているようにも見える「タコブネ」。どんな生き物なのだろうか?
串本海中公園 松永康大さん:殻をかぶっているのはメスの特徴になりまして、実際はどこにいるのかは、正確なことはまだ分かっていないことも多い。タコブネに限らず、海水温が上がっていたりして、生き物に対する影響というのはかなり、この夏は特に感じた。
暑さが続いた影響で現れたのか…。
串本海中公園でも、レア展示の「タコブネ」を見ることができる。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年10月15日放送)