中央道と長野道が合流する岡谷ジャンクション付近で工事渋滞による事故が相次いでいる。8月には渋滞の車列への追突事故で、1人が死亡、5人が重軽傷を負った。警察やネクスコがはドライバーに「前方に注意して運転する」「スピードを落とす」「車間距離をとる」などを呼びかけた。
工事渋滞…事故相次ぐ
10月8日、長野道上り線の梓川サービスエリアで行われた警察とネクスコによる啓発活動。
ドライバーに呼びかけたのは、進行方向の「ある区間」についての注意だ。
ネクスコ松本保全・サービスセンター高橋博明所長は「岡谷ジャンクション付近で渋滞が発生することをご承知おき頂き、安全運転に努めて頂ければ」と話し、注意を呼びかける。

リニューアル工事が行われている岡谷ジャンクション。
車線が規制され、周辺では渋滞が起きやすくなっている。
それに伴って増えているのが、事故だ。
1人死亡、5人重軽傷の事故も
警察によると、工事が始まった2024年5月以降、渋滞に起因する事故は63件起きている。
8月には渋滞の車列への追突事故で、1人が死亡、5人が重軽傷を負った。

事故の多くがスピードの出しすぎや前方不注意が原因だという。
スピードを落とす、十分な車間距離を
10月8日の啓発では、「工事区間とその手前は50キロ規制となるため減速する」、「前方を注意して運転する」、「十分な車間距離をとる」、「あらかじめ危険個所を把握する」などを呼びかけた。

ドライバーは「急いでいるとイライラするのでなるべく早く出るようにしている。事故も多いので、減速の時が一番気を使います」、「渋滞が始まるとき、ハザードを早めにたいたりはしている」などと話した。
リニューアル工事は繁忙期や冬を除いて2029年まで続く。

ネクスコは、ゆとりを持った利用や、下道への迂回も呼びかけている。
(長野放送)
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