自民党総裁選の最新情報を、自民党本部前から中継で伝える。
木村祐太 与党キャップ:
カギを握る党員票の状況が明らかになりつつあり、誰が優勢なのか党内が固唾をのんで見極めようとしています。
一方、石破氏、高市氏、小泉氏の3陣営がギリギリまで熾烈な切り崩しを続けています。
この記事の画像(13枚)劣勢の候補を支持する議員の1人は、ある陣営から『こちらに入れればあなたは大臣です』と言われたと話し、すでにポストをちらつかせた交渉まで行われています。
一方、現在、各都道府県の党員票の開票が進んでいます。
最新情報では、広島、富山、高知、茨城で石破氏がトップとなり、リードしています。
埼玉、長崎で高市氏がトップとなっています。
一方、福島、北海道などでは、3氏が激しく競り合う展開となっています。
ある議員は「党員票を多くとる候補がいれば、空気に飲まれると思う」と話し、衆議院の早期解散を見据え議員心理に影響する可能性もあります。
こうした中、すでに決選投票に向けた動きも続々と出ています。
54人が所属する麻生派を率いる麻生氏が、高市氏が決選投票に残った場合には高市氏を支持する方向で調整していて、派閥の議員に伝えました。
そして岸田総理大臣は政策面などで折り合えない高市氏以外を支持する方向で、46人が所属していた旧岸田派の議員に呼びかける構えで、結果を左右する可能性もあります。
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