春の宮崎を音楽で彩る「宮崎国際音楽祭」は、2025年に30回目の節目を迎える。

1996年の第1回から総合プロデューサー/音楽監督を務めてきた徳永二男さんからバトンを引き継いで音楽監督に就任したのは、国内外で活躍するヴァイオリニストの三浦文彰さん。「若手を起用し、世界に発信していきたい」と意気込みを語った。
音楽祭を宮崎から世界に発信
三浦さんは9月17日、河野知事を表敬訪問した。6歳の頃から師事してきた徳永二男さんから大役を引継ぎいだ。河野知事は、「これまでの人脈をどう生かして魅力を付け加えるか期待しています」と述べた。

三浦さんは「ここ宮崎で幅広いクラシック音楽を提供したい。世界中から素晴らしいアーティストをお招きして多彩なプログラムでお聞き頂きたい」と意気込みを語った。
ーー徳永さんからバトンを受け取った気持ちは?
宮崎国際音楽祭 三浦文彰新音楽監督:
うれしい気持ちと、大きな責任感を感じている。僕自身、ここで世界トップのアーティストと共演させてもらって、毎回ここで演奏すると成長する場所だと思う。若手が起用されて、経験豊富な方々と演奏して、育つ場を作ることができたら。

歴史ある音楽祭を未来へつないでいきたいと話す三浦さん。その構想は…。
宮崎国際音楽祭 三浦文彰新音楽監督:
この音楽祭ならではの、ここでしか見られないコンサートを作っていけたらと思うので、音楽と他の物のコラボレーションを考えている。これから考えていくべきところは、ここ宮崎からの演奏会を発信する試みがあった方が良いと思っている。
ヨーロッパのコンサートではよく使われているYouTubeやSNSなどでのPRにも挑戦し、宮崎から世界に発信したいと意気込む。

宮崎国際音楽祭 三浦文彰新音楽監督:
2025年が30回目で、僕にとっては最初の音楽祭になるが、皆さんが盛り上げてくださったら大変うれしい。ぜひ会場にお越しください。
2025年の宮崎国際音楽祭は、改修工事を終えたメディキット県民文化センターを中心に開催される予定。
(テレビ宮崎)