実りの秋に多くなるクマの出没。新潟県新発田市の小学校でクマの危険性や出会ったときの対処法などについての出前授業が行われた。クマに遭遇してしまったら、あなたはどう行動する?
冬眠前にエサ求め…クマの行動活発化
新潟県新発田市の東小学校で行われたのは、これから市街地などでも出没が予想されるクマに関する出前授業だ。
この記事の画像(7枚)冬眠を前にエサを求めるクマはこの時期、行動を活発化。妙高市では8月28日、75歳の男性がクマとみられる野生動物に襲われ、重傷を負った。
2024年はクマのエサとなるブナが不作で凶作だった2023年に続き、人の生活圏に近い場所でのクマの出没に注意が必要となっている。
まず重要となるのが、クマに遭わないための対策だ。
クマに遭遇したら…児童が対策学ぶ
警戒心の強いクマに遭わないための対策として、鈴などで音を出し、自身の存在を知らせる必要がある。
もし、クマに遭遇した際にはどうするのか…その際には、目を合わせたまま大きな声を出さずにゆっくりと後ろに下がることが重要だ。
新発田市が企画した授業を受けた児童たちは、大きな声を出すとクマが驚き、襲ってくる恐れがあることや背中を向けると追いかけてくる習性があることを学んでいた。
「クマに出会わないためにクマ鈴を付けたり、食べ残しとかのゴミは持ち帰る」「クマに出会ったら、音を立てずに大声を出さず、背中を向けないでゆっくり逃げる」
新発田市里山安全係の下村拓実さんは「ここは山ではないから大丈夫という考えは持たず、これからクマが活発になる秋になるので、鈴などを持ち、朝早く・夕方遅くの活動は気をつけるといった一人一人の心がけが大切」と改めて注意を呼びかけた。
クマの人身事故をなくすためにも、クマの習性や注意点について理解することが重要だ。
(NST新潟総合テレビ)
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