茶トラの「おもち」ちゃんとこげ茶色の「こてつ」くんは、多頭飼育崩壊の現場から救出された元保護猫。活発な「こてつ」くんとおっとりした「おもち」ちゃんの対照的な性格が、飼い主の日々の生活に彩りを添えている。
おもちちゃんとこてつくんの出会い
夢中になっておもちゃで遊んでいるネコは、岩永さん(福井市)のお宅で暮らす茶トラの雌「おもち」ちゃんと、こげ茶色の雄「こてつ」くん。

2匹は多頭飼育崩壊の現場から一緒に助け出され、保護猫カフェに引き取られていた。1年前、岩永さんがカフェを訪れ、仲良く遊んでいるのを見て2匹を一緒に迎え入れた。

「ずっとネコを飼いたい」と思っていた岩永さんの孫たちは大喜びだったそうだ。
活発とおっとり 対照的な性格の2匹
どちらも1歳で、やんちゃな盛りかと思いきや…その性格は対照的。小顔でモデル体型のこてつくんは、活発な性格で毎日大暴れ。一方、丸い体型のおもちちゃんは、おっとりと優しい性格。

「おやつだよ!」の声にすぐに反応したのは、こてつくん。すぐに岩永さんのそばに駆け寄ってきて、おやつを食べ始めた。その様子を遠くからぼんやりと眺めていたおもちちゃんは、「あぁ、おやつか」とばかりに遅れてやってきて、のんびりと食べ始めた。

自分のおやつを早々に食べ終えたこてつくんは、平然とした様子でおもちちゃんの分まで食べ始めた。一瞬「ん?」という反応を示したおもちちゃんだったが、決して怒ることはない。

おやつを食べて満足したこてつくんは、動くイヌのおもちゃにガブリと、と大興奮。またにぎやかに遊び始めた。

そんな相棒の様子を、高い所からのんびりと見守っていたおもちちゃんだが、目がだんだんと細くなり…そのまま眠りについてしまうのだった。
(福井テレビ)