台風10号は、29日朝、九州に上陸しゆっくりと北上している。 近畿地方には、31日以降、最も接近する見込みで交通機関にも影響が出ている。

■近畿地方には31日から2日ごろにかけて最も接近

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台風10号は、29日朝、鹿児島県に上陸しこの後、進路を東よりに変えて、西日本を東へ進む見込みで、近畿地方には、31日から2日ごろにかけて最も接近する見込み。

【記者リポート】「先ほどから強い雨が降り始め、屋根からも滝のように水が落ちてきています」

台風の接近に伴い、徳島県の美馬市の一部などに土砂災害警戒情報が発表され、佐那河内村の全域に避難指示、吉野川市、牟岐町などに、高齢者等避難が発令されていて、各地で避難所が開設されている。

【避難者】「雨より風の方が怖い。家がつぶれて命がなくなるから

■29日は東海道線は全線で運転取止め

29日、午後5時台に運転を見合わせていた、東海道新幹線はいまどのような状況なのか。 新大阪駅から秦キャスターに伝えてもらいます。

【秦令欧奈キャスター】「29日午後4時半ごろ、東海道新幹線が大雨の影響で、運転見合わせとなりました。現在も運転は再開されていません。改札の前には東京方面へ向かおうとしていた人たちが、困惑した様子であふれています。中には2時間も待っている人もいました。 そして東海道新幹線は、30日、静岡県の三島から名古屋間で終日計画運休が予定されていて、29日中に移動してしまおうと急いで駅へ来た人もいました。 話を聞いた人は、わざわざホテルの宿泊をキャンセルしたのに、運転見合わせとなって非常に困惑されていました」

その後、JR東海は29日午後6時45分、東海道新幹線の運転を全線で取りやめ、以降、始発駅を発車する列車はすべて運休、現在運転している列車は、途中駅で運転を打ち切るか、始発駅に折り返すなどの対応を行うと発表している。

30日は、静岡県の三島と名古屋間が終日運転取りやめとなり、[東京-三島]間、[名古屋-新大阪]間では「こだま」のみ、本数を減らして運転する予定。 山陽新幹線では[広島-博多]間は、始発から最終まで運転を取りやめるということだ。

関西テレビ
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