“過去最強”クラスの台風が接近する中、事前の備えとして、飲料水の確保や排水口の掃除、避難場所の確認などが推奨されている。
また対策として、窓ガラスに段ボールを貼るなど、家の中であるものできる対策を講じることも重要だ。
事前にできる4つの備え
台風10号の接近に備え、家の中にあるものでできる「台風対策」を紹介する。

遠藤玲子キャスター:
事前にできる備えとして、「断水の備えとして飲料水を確保する」や、「側溝や外の排水口の掃除をして、水はけを良くしておく」、「家族全員で避難場所の確認」、「ハザードマップを確認する」など、いろいろな備えがあります。今回は、今からでも間に合う、家にあるものを使った対策を中心にお伝えしていきます。

まず「暴風対策」です。窓ガラスにシャッターや飛散防止フィルムがない方にお勧めなのが、窓ガラスの両面に段ボールで挟んで貼り、窓ガラスを強化することです。外側に貼ることで、窓ガラスを守るクッションになり、内側に貼ることでガラスが割れた際、部屋の中にガラスの破片が散乱せず、けがの防止になるということです。
青井実キャスター:
今すでにされているという方もいらっしゃると思いますが、これからに備えても有効ですよね。

遠藤キャスター:
ちなみに段ボールの数が足りないという方は、カーテンをしっかり閉めて洗濯バサミで留めておくだけでも強化になりますし、ガラスが散乱しない1つの防止対策になります。

続いて、仕事や学校など外出中に避難が必要となった場合、避難用のリュックを常に持っておくのは難しいと思います。そんなときにお勧めなのが、防災ボトルです。家庭にあるウォーターボトルの中に、例えば笛やビニール袋、非常食、さらに現金などを入れて、オリジナルの防災ボトルを作ります。これを普段使っているリュックやバッグに入れておくことがお勧めです。
青井キャスター:
自分は薬が必要だと思ったら薬を入れておくとか、コンタクトレンズやメガネを入れておくとか、それぞれでカスタマイズすることも大切ですね。
“インテリアになる”さまざまな防災用具
遠藤キャスター:
続いては停電に関する対策です。お勧めなのが、パナソニックから出ている「強力ランタン(でかランタン)」というもので、触ると電気がつき、持ち手があるので、懐中電灯としても使えます。

青井キャスター:
停電で真っ暗になると、どこに何があるか分からなくなってしまうので、ワンタッチでつくというのがいいですし、玄関などにも今のうちの置いておくと安心ですね。

遠藤キャスター:
また、笛になっている「カナリアホイッスル」という防災用具もお勧めです。しっかり大きな音が鳴るんですが、マグネットになっているので、冷蔵庫だったり子供部屋に常に貼っておいて、いざという時に使えるようにしておくのが良いと思います。
青井キャスター:
お子さんのランドセルとかに入れて置いてあげるのも手かもしれませんし、状況に合わせて備えることが大切ですね。
遠藤キャスター:
ぜひ皆さんも、家にあるものも使って対策を講じてください。
(「イット!」 8月28日放送より)