近く、県内の市長らが、斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐり、県政が混乱しているとして、知事へ要望書を提出する。
■斎藤知事のパワハラ疑惑で県政が混乱 市長らが要望書提出へ

その要望書に、パワハラ疑惑を告発した元幹部が懲戒処分されたことについて、「不適切」という意見などが含まれていることが分かった。
■兵庫県内29の市長会が臨時会合 知事パワハラ疑惑への対応を話し合う

8月7日、県内29の市長らで構成される市長会は、臨時会合を開いた。
会合では、斎藤知事のパワハラ疑惑への対応が話し合われ、23日、知事への要望書を提出する。
関係者によると、その要望書案には、県政が混乱していることへの懸念や、疑惑を告発した県の元幹部が公益通報保護の対象とならず、懲戒処分されたことについて、「多くの市長から、不適切との指摘がある」などの文言が含まれていることが分かった。
■斎藤知事の目玉政策に各会派から厳しい意見相次ぐ

一方、21日の県議会では、庁舎の建て替えなど、斎藤知事が推し進めてきた目玉政策について話し合う委員会が開かれ、知事も出席したが、各会派からは厳しい意見が相次いだ。
自民党 風早寿郎県議:兵庫県政の混乱に、県民の信頼は大きく揺らぎ、県政は危機的状況にあると言えます。
ひょうご県民連合 竹内英明県議:現在、兵庫県政は内憂外患の大変厳しい状況にあります。県民の信頼を回復し、停滞する県政を立て直さなければなりません。
公明党 伊藤勝正県議:この度の文書問題の原因は、知事と職員のコミュニケーション不足が招いたと言えます。
■斎藤知事の証人尋問は30日の予定

23日には、告発文の真偽について調査している百条委員会で、県職員6人の証人尋問が始まる。
斎藤知事については、8月30日に証人尋問される予定だ。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月21日放送)