日本大学ラグビー部で、2022年に新入部員が上級生から大麻のようなものを吸うよう強要されたと訴えている問題。一部の保護者は、2023年2月に大学側から「1対1のやりとりで証人がいない」と説明を受けていた。

元部員と大学側で“食い違い”

(2023年2月の大学側の説明の音声)
当時の競技スポーツ部長:
屋上で1対1で。4年生と1年生という立場で起きたことで、現状は言った言わない。証人が誰もいなくて……。

一部の保護者:
はあ。

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一方で、元部員は「1対1ではない。僕の友達もいた」と証言した。

話の食い違う元部員と大学側。元部員のことをよく知る保護者は、「真実を調査せずに学内で収めようとしているのが問題」などと指摘する。

保護者A:
最初の時点で第三者が厳しくヒアリングをすることが大事。
(コーチがヒアリングをした場合)「やってないよな」という聞き方になりますよね。そしたら(部員も)「はい」となる。真実をちゃんと調査してないで、学内で収めようとしているのが問題。

保護者B:
大麻はどこから入手したのか。うやむやになっている。

一部の保護者は、大学側に調査が不十分だったとして、警察に捜査を依頼するよう促していたという。

大学側の調査は果たして適切だったのか。

FNNの取材に対し、日本大学は「強要事案があるとは認識していない」「警察には去年8月末の外部調査委員会の報告書を渡している」としている。
(「イット!」8月21日放送より)

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