車内に鍵を残したままロックがかかり、子どもなどが閉じ込められる「キー閉じ込み」のトラブルが沖縄県内で増えている。

夏場の「キー閉じ込み」は特に熱中症の危険が高まるため、関係者は注意を呼びかけている。

沖縄テレビ 喜屋武奈鶴 記者:
車の鍵を車内に残したまま誤ってドアをロックしてしまい、鍵が開けられなくなってしまいました。こうした『キー閉じ込み』のトラブルが沖縄県内で相次いでいます

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JAF・日本自動車連盟沖縄支部によると、県内では2024年4月から7月までに、子どもやペットを車内に残したままドアがロックされ、開けられなくなった「キー閉じ込み」による救援要請が14件あり、2023年の同じ時期よりも8件増加している。

JAF沖縄支部・新垣一久さんによると、子どもをチャイルドシートに乗せた状態で親が車から降りるときに、子どもが泣くので鍵を渡したときに、誤ってロックボタンを押して鍵を閉じ込めてしまうというケースが多発しているという。

わずかな時間で命の危険

厳しい暑さが続くいまの時期、キー閉じ込みは命の危険も極めて高くなる。JAFでは真夏の車内の温度上昇を検証した実験動画を公開している。

気温35度の炎天下で、車内の熱中症指数はエンジン停止後わずか15分で最も危険なレベルに達した。

たとえわずかな時間でも、子どもを車内に放置することがどれだけ危険かが分かる。

JAF沖縄支部 新垣一久さん:
夏場ですと日差しも強いですし、車内の温度が急上昇しますので、少しの時間でも子どもなどがいると熱中症の危険が危惧されます

JAF沖縄支部では、ドライバーと鍵は「一緒に乗車、一緒に降車」を徹底し、どれだけ短い時間でも絶対に子どもを車内に残して車を離れることが無いよう強く呼びかけている。

(沖縄テレビ)

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