お盆がまもなく始まりますが、2024年は物価高や猛暑の影響で、旅行などをせずに「出かけない」選択をする人が増えているということです。

■「自然を楽しめる」場所が人気に

大手旅行会社JTBの調査によると、7月15日から8月末までの夏休み期間で“気になっている旅行先”は、1位が「国立公園や花畑」、3位に「登山やアウトドア」などとなっていて、「自然が楽しめる場所」が上位にランクインしました。

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テーマパークやスポーツ観戦は下位になっていて、混雑や都心部を避けて、自然を楽しみたいという傾向が見て取れます。

■“出かける”機会は「減る」

混雑を避けて盆休みを満喫する人もいますが、24年のお盆は、“出かけない”という人が増えているようです。

街で話を聞いてみると「人が多いし暑さもあるから出かけたくない」「家でプールして、流しそうめんとかき氷をする」「外に出る気になれない」といった声が上がりました。

リサーチ専用サイト「ニッセンリサーチ」が7月、「お出かけの機会」に関する調査を行っています。最も多かったのは「去年と同じくらい」の44.8%でしたが、「増える予定」「増えそう」が計13.9%に対し、「減る予定」「減りそう」という回答が計23.9%と、10%ほどの差がありました。

「減る」「減りそう」と回答した理由について、上位の理由2つが「節約(物価高・円安など)」「出かける気分・気候ではない」でした。

■外出する際は交通情報の確認を

東海道新幹線「のぞみ」は、8月9日から18日まで全席指定席です。JR東海によると、名古屋駅発着の下りの混雑のピークは10日で、午前中は「のぞみ」も「ひかり」もほぼ満席だということです。上りのピークは12日で、まだ空席があります。

ネクスコ中日本は、10日から12日までの3日間は、伊勢湾岸道下り「湾岸長島IC」付近で最大20kmの渋滞を予測しています。新東名高速下り・岡崎東「IC」付近でも、10日の朝は最大25kmの渋滞が予測されています。

(東海テレビ)

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