アメリカのバイデン大統領は16日、トランプ前大統領の暗殺未遂事件以降、初めて選挙演説に臨み、これまで「民主主義の脅威」と厳しく非難してきた従来のトランプ批判を抑えました。

バイデン氏は、激戦州の一つネバダ州で黒人団体を前に演説し、トランプ氏の暗殺未遂事件について、「我々は敵ではなく、暴力は解決策ではない」として団結を呼びかけました。

バイデン氏の陣営は、事件を受けてトランプ氏を批判するテレビ広告を取りやめたほか、有権者に民主主義の脅威として強く印象付けるような表現は避けています。

バイデン氏は「トランプは大嘘をついている。バイデンーハリス政権下で黒人の失業率は過去最低を記録した」と話した。

その上で「暴力に関する政治の温度を下げなければならないからといって、真実を語るのをやめるべきだという意味ではない」とも述べ、トランプ氏への対決姿勢を強調しました。

フジテレビ
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国際取材部
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