7月12日に開幕した、夏の高校野球・福島大会。週末に繰り広げられた熱闘の試合を振り返る。
相馬高校のエース・寳佑真(たから ゆうま)投手と原町高校の主将・小泉直大(こいずみ なお)選手は、3年前東京オリンピック・野球の始球式でバッテリーを組んだ。この2人が、最後の夏に「対戦相手」として試合に臨んだ。

最初の直接対決は寳投手に軍配

1回表、ノーアウト1塁で迎えた最初の直接対決。この時の心境を原町高校の小泉主将は「打てるなという気持ちで打席に入った。なんとか打ってやろうという気持ちだった」と振り返る。しかし、結果はダブルプレー。相馬・寳投手に軍配があがる。

原町高校の主将・小泉直大選手
原町高校の主将・小泉直大選手
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チャンスを作りたい原町

試合は2回裏、相馬高校の打線が繋がり一挙に6得点。反撃したい原町高校は、寳投手を前にチャンスを作ることができない。
そして5回裏。相馬高校が2点を追加すると打席には寶投手。犠牲フライで、相馬高校がコールド勝ち。10対0で原町高校を破った。

相馬高校のエース・寳佑真投手 学校での練習の様子
相馬高校のエース・寳佑真投手 学校での練習の様子

寳くんはやっぱりすごい

試合後、原町高校の小泉直大主将は「寳君はやっぱりすごいなというのが、一番の印象でした」と語った。一方、相馬高校の寳佑真投手は「原町高校の気持ちや相双の気持ちというのを持って、次の試合戦えればいいと思います」と話した。

かつての相棒の思いを引き継いで次の試合に挑む
かつての相棒の思いを引き継いで次の試合に挑む

相双対決を制した相馬高校は、17日に勿来工業と福島成蹊の勝者と対戦する。

(福島テレビ)

福島テレビ
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