9日、住友商事が洗濯代行サービス「洗濯のアライさん」を開始した。
利用者は前日にLINEで予約し、洗濯物を玄関に置いておけば、その日のうちに洗って畳んで返却されるという。
今、家事サービス業の市場規模が右肩上がりで拡大している。
洗濯代行サービス開始…対象地域拡大へ
洗って畳んで、その日のうちに届けてくれる洗濯代行サービスが始まった。

住友商事は、洗濯代行サービス「洗濯のアライさん」を、9日から始めたと発表した。
利用者は、前日にLINEで予約し、洗濯物を玄関前に置いておくと、クリーニング業者が回収し、その日のうちに洗濯して、畳んだ状態で届けてくれる。
利用料は、1回あたり35リットルが入る専用バッグ1つ分、週1回の定期プランで2980円(税込み)。
住友商事は、2023年8月から洗濯代行サービスの実証実験を東京・渋谷区で実施していて、今回は対象地域を新宿区と世田谷区にも拡大する。
洗濯は一度に35リットル、"家族4人分×2日分”の衣服に対応
日本初の当日返却の洗濯サービス、「洗濯のアライさん」の仕組みを解説する。

梅津 弥英子 キャスター:
LINEで予約し、集荷時間を自分で設定でき、専用バックに詰めた洗濯物を玄関先に置いておくだけで、それをスタッフが回収し、洗濯・乾燥・畳んで梱包までしてくれます。その日のうちに、専用バックに詰めた形で玄関先に返却されるということです。
一般的な洗濯代行サービスは、返却までに2日間~1週間かかると考えると、預かったその日に受け取りを完了できるのが大きな特徴です。

梅津 キャスター:
量は、洗濯バックは35リットルで入るだけ服を詰め込む形になります。中身はシーツをはじめ、布団までプランによっては対応可能ということです。35リットルは、一般的に家族4人分×2日分となります。例では、計65点が入りました。
スペシャルキャスター 山口真由さん:
私が気になるのは、乾燥をかけたあとのしわくちゃになった服をアイロンがけするのが苦手で、アイロンまでかけてくれるならいいと思います。

梅津 キャスター:
アイロンを頼む場合は、個別のクリーニングという設定が必要となります。ただ、低温での乾燥なので、極力しわは防げるということです。
「洗う・干す・畳む」のにかかる洗濯1回あたり45分~1時間程度の時間を削減できます。金額は、週1回の定期プランだと2980円、通常のスポットプランだと、料金は3500円です。番組スタッフからは、3500円はちょっと高いのではという声もありました。
家事サービス、市場規模は右肩上がり
スペシャルキャスター 山口真由さん:
本当に時間がないときは、1時間でも削減できるなら利用するのもいいのかと思います。

梅津 キャスター:
このサービスは、2023年8月に渋谷区でサービスの実証実験が行われたのですが、全体利用者のリピート率は52%。中でもカップル世帯は68%と、共働きの世帯から高い支持を受けました。これを受けて、新宿区や世田谷区に事業を拡大しました。

国内の家事サービス業の市場規模は、右肩上がりで拡大していて、2021年度には、2012年度の6倍以上の807億円にもなっています。
青井 実 キャスター:
ニーズがあるということで、今後、どういうふうになっていくか楽しみです。
(「イット!」 7月9日放送より)