中国各地で、大雨の被害が相次いでいます。鄭州市では、1時間あたり最大77.9mmの非常に激しい雨が降ったことで冠水し、乗用車が水に浮かぶ様子や街の中を魚の群れが泳ぐ様子も見られました。
また湖南省では、中国で2番目に大きな淡水湖・洞庭湖の堤防が決壊し、5700人以上が救助されていて、今後も警戒が必要な状況となっている。
街の中を泳ぐ魚の群れ…鄭州市で1時間あたり最大77.9mmの非常に激しい雨
冠水し、川のようになった道路。濁った水の上に多くの乗用車がぷかぷかと浮かんでいます。

これは中国のSNSに投稿された映像。中東部にある鄭州市で撮影されたものだといいます。

濁流が波のように押し寄せる道路をワイパーをかけながら進む車。時折、前が見えなくなります。

鄭州市では7日午後から大雨となり、1時間あたり最大77.9mmの非常に激しい雨が降りました。

撮影者:
車がダメになってしまった。電動バイクも。

撮影者:
店が冠水してしまった。どうしよう。

市内は至るところで冠水し、街の中を魚の群れが泳ぐ様子も見られました。
湖南省で堤防が決壊…5700人以上が救助
豪雨による被害が各地で相次いでいる中国。

南部湖南省では、7月5日、大雨の影響で中国で2番目に大きな淡水湖・洞庭湖の堤防が、200メートル以上にわたって決壊しました。

濁流の中、ロープにつかまって避難する住民。これまでに5700人以上が救助され、死者は確認されていないということです。

決壊した堤防では、復旧作業が急ピッチで続けられています。

復旧作業の担当者:
陸上の作業と水中の作業を組み合わせることで、復旧を早めることができます。
中国各地では、6月下旬から大雨の被害が相次いでいて、今後も警戒が必要です。
(「イット!」7月8日放送より)
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