7月7日夕方、新潟県柏崎市の海水浴場で40代の男性が浮き輪ごと沖に流され、その後救助された。流された男性は海水浴場で行われていた音楽イベントに参加し、酒を飲んでいたとみられている。海上保安庁は遊泳中の事故では、飲酒した場合は飲酒していない場合に比べて死亡率が約2倍に上るとして注意を呼びかけている。
イベントで飲酒か…男性が沖に流される
7日午後5時半すぎ、柏崎市の石地海水浴場で「成人男性が浮き輪ごと沖に流されている」と海岸にいた人から通報があった。

流された男性は魚沼市に住む43歳の男性で、近くにいた30代~40代の男性4人が救助に向かい、沖合約90mに設置されている消波ブロックに引き上げられた。
その後、5人は海上保安庁のヘリコプターや消防の水難救助隊などによって午後7時半頃までに救助された。

流された男性が海水を飲み、肺炎のため入院しているが、命に別条はないという。
また、流された男性は海水浴場で行われていた音楽イベントに参加し、酒を飲んでいたとみられている。
“酔泳”は危険! 飲酒で死亡率は約2倍に
海上保安庁によると、海水浴中の事故の8割が7月と8月に集中して発生。
遊泳中の事故では、飲酒した場合は飲酒していない場合に比べ、死亡率は約2倍に上るという。

飲酒すると、判断能力が低下するほか、運動能力も低下し、思っているように体が動かなくなるほか、視野も狭くなってしまう。
泳ぐ力があり、遊泳に自信がある人でも飲酒により「本来の遊泳力が奪われ、溺れやすくなる」ことから、海上保安庁は飲酒後に海水浴はしないよう注意を呼びかけている。
(NST新潟総合テレビ)
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